『冥王来訪』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2023年 07月 26日 08時 12分]
▼一言
僕が吉宗綱紀社長は光州悲劇の日本帝国を良いに描きすぎると思います。司馬遼太郎の記憶による、彼は「敵を迎撃すべく戦場に向かうにあたり、戦場から逃げてくる民間人が道路を埋め尽くして戦車が立ち往生してしまう様な場合にどう対応したらよいか」と質問けど、上級が「ひき殺していけ」と答える、もし現実の日本帝国の将校であれば、光州の住民を躊躇せずに見殺しでしょうが。
投稿者:
雄渾
[2023年 07月 26日 (日) 13時 55分 19秒]
吉田社長が、マブラヴの作中で日本軍というものを過剰に美化しているのは事実です。
ですが、司馬遼太郎という男に関しても、ある程度割引いて考えねばなりません。
生前台湾を訪問し、かの地でも一定の知名度を誇る人物である故・司馬遼太郎氏ですが、彼は歴史家というより小説家です。
彼自身が受けた訓練の体験とされるものは、過剰に誇張され、小説の題材として非常にゆがめられたと、今の日本では考えられています。
もっとも配属先の将校や部隊にはばらつきがありますし、人格に問題のある指揮官もいたでしょう。
また司馬遼太郎が健筆をふるった1970年から1980年代は、各界にいた旧軍関係者が物故・引退し始めたころで、その様なウソというのが戦前生まれや戦中派を親に持つ子供の世代に受けました。
2000年代初頭まで司馬遼太郎は小説『坂の上の雲』を書いたことで、右派とみられていましたから、彼のその様な証言とされる小説は、人口に膾炙しました。
>光州の住民
本来ならば、彼らの管轄権は韓国軍か、韓国警察なのです。
光州のある全羅南道は、韓国内でも非常に地域差別の多いところで、未だに彼らの事を「ガンギエイ」と称して馬鹿にする習慣が韓国社会に根強く残っています。
その為か、北朝鮮の思想新党工作がすさまじく、光州市には北朝鮮の銅像造形の技術で作った金大中の10メートル近い銅像が立っており、そこに小中学生を日参させ、個人崇拝の授業をしているのを問題視されるほどになっていました。
それに地図を見ていただければわかりますが、光州は日本への退却路として非常に悪い立地です。
普通の韓国人ならば、まず釜山までの撤退路を選ぶでしょう。
数年前に公開されたゾンビ映画「新感染」では、早々と崩壊したソウルから多数の住民が釜山に脱出するさまが描かれていました。
また朝鮮戦争の際も、釜山は非常に重要な拠点で、今もほぼ毎日のように長崎の対馬と釜山を結ぶ高速艇が行き来しているはずです。
軍事常識的に考えれば、光州は放棄してもよい場所ではないでしょうか。
吉田社長が光州にこだわったのは、史実の光州事件の場所だからという理由だからではないでしょうか。
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