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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2023年 07月 24日 00時 26分]

▼一言
>自動車事故---KGBの得意とする暗殺法です。特に第一総局当たりでは十八番(おはこ)でした

これは僕の質問がある、KGBはカティア・ヴァルトハイムを暗殺したいとはカティア・ヴァルトハイムの正体を事前に知るので、可能できる、もしKGBは本当にカティア・ヴァルトハイムの正体を知っていたとしたら、どうしてシュタージに通報しないのか?


▼返信
投稿者: 雄渾
[2023年 07月 24日 (日) 00時 38分 51秒]

 すでに作中やコメント欄で述べた通り、当時のシュタージはKGBの完全な傀儡でした。
当時のシュタージ職員の言として、「モスクワの許しがなければ、ミルケ長官は放屁する自由すらなかった」という言葉があります。
暗殺や誘拐、テロ組織の支援すらもすべてモスクワの指示で行ったことでした。
 西ドイツで起きた、ステファン・パンデーラの暗殺、西ドイツ赤軍のテロ活動、銀行家連続誘拐事件などはKGBが強く関与していました。
シュタージは事後報告の身を受けることが多かったと聞いております。

またKGB佐官・尉官は、シュタージ将官と同じ待遇であり、当時を知る関係者は、匿名のインタビューで、KGBの下級将校はシュタージ将官を顎で使っていたとコメントしているほどです。

 以上の事から、第一総局がシュタージの頭越しで暗殺をするというのはあり得る話なのです。

実際西ドイツの諜報関係者が亡命したときも相談相手はシュタージではなくKGBでしたし、米英の諜報機関はKGBの動向を注意深く探っていました。

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