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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2023年 07月 23日 22時 40分]

▼一言
>そんな人間がわずかな私情で、同盟である米軍や韓国軍に大規模な損害を与え、国連軍部隊を壊滅させたわけですから、日本の軍法会議での銃殺刑は非常に温情のある措置です。

けど、カティア・ヴァルトハイムには軍人が市民を守るすべきというお父さんから教えことを信じます、たから、カティア・ヴァルトハイムは光州悲劇と聞ければや光州作戦を参戦すれば、カティア・ヴァルトハイムは必ずに彩峰荻閣への同情と賛成します。(実が、僕はカティア・ヴァルトハイムと彩峰慧の親友になることを興味があります。)

逆に、アイリスディーナ・ベルンハルトやベアトリクス・ブレーメは雄渾さんの論点を賛成でしょう。


▼返信
投稿者: 雄渾
[2023年 07月 23日 (日) 23時 05分 13秒]

>カティア・ヴァルトハイムは、必ず彩峰荻閣への同情と賛成します
カティアは、正規の士官教育、3年間の士官学校での訓練や軍人として思想的教育を受けていません。
1年ほどの幼年学校の戦時教育では、恐らく戦術機のノウハウと戦闘訓練だけでしょう。 
 この事は、1973年以降の欧州各国の軍事組織に言えます。
ユルゲンの時代でも、3年だった訓練期間が2年に短縮され、最後の1年はもっぱら重機や戦車などの操縦を訓練させられていたほどです。
 アイリスやベアトリクスが1年の促成栽培で士官らしい判断が出来たのは、赤色貴族、ノーメンクラツーラーとしての出自と、その矜持ゆえでしょう。
 アーベルはベアトリクスに成人するまで自由にしてよいと言う事で放任主義でしたし、またヨーゼフは、アイリスが5歳のころからアルコール中毒と診断結果が下され、精神病院に監禁されていました。
 ゆえに、アイリスとベアトリクスの言う、ユルゲンの理想とは、ノーメンクラツーラーの娘として、社会での責任ある振る舞いをしてほしいと言う事ではなかったのかと考察しております。
ユルゲンは、アイリスの言葉遣いや立ち振る舞いに非常に力を入れていて、一定の教養ある人物として育てようとしました。
 もし1983年に健在であったのならば、けして「俺のけつをなめろ」(Leck mich im Arsch)などという言葉を使わなかったでしょう。
その様な言葉遣いをしたら、ユルゲンは激怒して、丁寧にアイリスを諭していたでしょう。
(アイリスが使う汚い兵隊言葉は、ベアトリクスが士官学校中にアイリスに吹き込んだ言葉です)

>カティア
彼女の生い立ちもあるのでしょうね。
生母をカティア出産の翌日に亡くし、母方の祖父母に育てられていた彼女が、率直で気持ちの優しい人物に育った。
また、西ドイツでの養父母と義理の妹との暮らしも、関係しましょう。
 自動車事故---KGBの得意とする暗殺法です。特に第一総局当たりでは十八番(おはこ)でした---さえなければ、カティアは幼年学校の門を叩かずに、東ドイツに行くこともなかったかもしれませんし、情報畑や安全な別な道を選んだかもしれません。
 カティアの件は、本当に悲劇的なのですよ。
かといって、リィズみたいに取ってつけた話ではないですからね……

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