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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2023年 07月 03日 14時 59分]

▼一言
劉仲敬氏は漢字とは、メソブダミアの楔形文字から発祥です。唐詩と宋詞は外イラン(マー・ワラー・アンナフルから西域まで)文化がルバイヤートのスタイルをまねる二流品です。


▼返信
投稿者: 雄渾
[2023年 07月 04日 (日) 03時 30分 01秒]

>唐詩はルバイヤートの模倣品
そうは思えません。漢詩の絶句という技法は六朝時代に作られたもので、ルバイヤートとは別に自然発生した四行詩の一種ではと思っています。

劉仲敬氏は共産支那や歴代王朝への憎悪から、二千年以上の年月をかけて培われた漢字文化を否定するのに躍起になっているように思えます。

韓国やベトナムは漢字を捨てて、論理的な思考が出来なくなり、国民の文章理解率も非常に低下しました。
また古典へのアクセスが非常に難しくなったので、文章表現も知識も貧しくなりました。

欧州の文化的な素地は、ギリシャやローマであり、また古代ギリシャ語やラテン語です。
英語も、中世フランス語の素地がなければ、言語として非常に貧しくなります。

オランダは17世紀以降、徹底的に外来語を排除しましたが、そのせいで非常に使いづらい言語になりました。
ドイツ語もまた同じです。

支那の地に在って、漢字を排除すれば、文化や民族の維持に支障をきたすのではないでしょうか。
満洲人やチベットのように独自の文字を持っていれば違いますが、四川は遅くとも漢代には支那の影響力が及んでいる地域です。
今更、漢字を排斥して、アルファベットにしたところで、越南や蒙古文字を捨て去った外蒙古のような運命をたどるのは目に見えています。

以上の点から、漢字に対する劉仲敬氏の考えは空想ごとにしか過ぎないと、個人的に考えております。

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