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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2023年 05月 31日 13時 30分]

▼一言
僕は劉仲敬先生のほかに論点も読みましたが、文法ですので、うまく翻訳できません。

劉仲敬先生は共産主義を反対たり中国を反対たり統一して中央集権の政権を反対たりの巴蜀(中華人民共和国の四川省)に独立させたい愛国者であります。


▼返信
投稿者: 雄渾
[2023年 05月 31日 (日) 17時 25分 01秒]

>劉仲敬先生
著作の日本語訳は全くないのですが、日本語で紹介されている内容から類推すると中華民族というのは近代にできた概念でそんなものはないと否定する方ですよね。
同じことは、宣統帝(愛新覚羅溥儀)の家庭教師だったサー・レジナルド・ジョンストンの『紫禁城の黄昏』(Twilight in the Forbidden City)にも書いてありましたね。
孫文が持ち込んだ三民主義思想ができる前までは、『中国人』という意識は支那人になく、満人とか漢人という民族名、あるいは唐人とか四川人などの地域別の名称を用いてたと記してあったので、非常に驚きました。
思えば20世紀まで支那を支配した清朝自身も、外来王朝で支那人ではありませんしね。
3世紀の漢代以降、支那大陸で支那人自身が作った王朝のほうが少ないはず。

日本みたいにすでに5世紀には統一王朝があって、ずっと単一の文化圏で均質化された民族から見ると、支那も強力な軍事力や独裁権力ではないと国家体制を維持できないでしょうし、仮に四川や東北三省等の独立を認めたら、東周の権威を衰退させた春秋戦国時代みたいになるんでしょうね。
そうするとチベットやモンゴル方面から、インドやロシアが今以上に工作を仕掛けてきて、支那どころか、近隣の台湾や韓国、日本にまで政治的混乱による悪影響が違いなく出るでしょう。

中共党が吹き飛んでくれるのはいいですが、ユーゴ内戦のような形になるか、ソ連崩壊の様に比較的穏当に分裂するか……
その時はドミノ倒しで、越南を始めとする東南アジア各国も荒れましょうし、間違いなく北鮮も何らかの有害行動をしましょう。
(北鮮はソ連崩壊の混乱に付け込んで核武装を進めました)

劉仲敬先生のことに触れている日本語の書籍を探して、小生もどのような方か調べてみたいと思っております。

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