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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2023年 02月 25日 19時 43分]

▼良い点
マサキとアイリスの熱い抱擁が世界に知られ武家首脳陣が青ざめる展開が想像出来る事。帝の権威を正当に認める外国人がいる事。

▼一言
秘密結社の存在が期待を大きくしますね。マサキはアイリスが居れば美久いがいの愛人は要らないかもですね!


▼返信
投稿者: 雄渾
[2023年 02月 25日 (日) 23時 41分 30秒]

ご感想有難う御座います。

>アイリスとの関係……世界に知られれば
篁とミラの関係以上に大変でしょう。
まだマサキの方が自制していますから、大事に至っていませんが。

敵国の貴族令嬢を好きになった日本軍人の話が、歴史的にもあります。
 明治時代、海軍将校の広瀬武夫が、ロシア留学の際に、貴族令嬢のアリアズナ・アナトリエヴナ・コワリスカヤと恋仲になります。
アリアズナの父は、ロシア帝国海軍のアナトリー・アンドレビッチ・コワリスキー大佐で、機雷敷設の専門家でした。
 夙に有名でしょうが、広瀬武夫は、後の日露戦争で旅順港閉塞作戦で戦死された、広瀬中佐その人です。
広瀬中佐は、機雷敷設による旅順港閉塞作戦の折に、直撃弾を受けて、戦死されています。
アリアズナは、広瀬中佐の戦死後、兄、広瀬勝比古の未亡人、春江夫人にお悔やみの手紙を送って居り、喪に服したと伝えられています。
(手紙は、今も現存しております)
貴族文化や騎士道の美風が残る時代の悲劇的な恋の話でした。


>武家首脳陣
雑に扱っていた日本政府も悪いのですが、こうなる前に側仕えする婦人兵や婦人警官の護衛を付けて置けば良かったですね。
この辺の後手後手の対応は、現実の日本を参考にした所が御座います。

>皇帝の権威
1776年の独立以来、君主制を一度も経験していない米国では、帝室や王侯貴族への強い憧れが御座います。
独立時、一部の指導者の中には、英国王、ジョージ3世の第二王子を奉戴(ほうたい)して、王国としてスタートするのを希望していましたが、英国からの反対で、かないませんでした。
以来、古代ギリシャや共和制ローマを習って、一部の貴族やエリートによる選挙制の大統領制を取るのですが、その憧憬自身は捨てきれませんでした。
1853年のペリー来航以前に米国議会では、貿易拡大の観点から日本の開国を真剣に議論しており、徳川将軍より、皇室のことを重視した発言が成された記録が残っています。
 当時の日本は外交文書のやり取りは、すべて徳川将軍が「大日本国大君」として行っておりました。
実力者ではあるが、古くからの皇室とは別で、良く判らない存在、そして対外呼称である「大君」から、英語の"TYCOON"という言葉が生まれました。



>秘密結社
マブラヴ世界は、BETAとの戦争をやりながら、戦後を見据えた陰謀を米ソ両国が行うという恐ろしい世界です。
 マブラヴ世界のソ連は、国土の大半を失いながら、米国の支援を受け取る一方、KGBが国際的な陰謀を行う異常な国です。
KGBの工作員が東ドイツの首脳を抹殺し、シュタージが支配体制を構築したり、東欧諸国を隷属させたままにしています。
 また米国の方も、G元素の独占の為に、陰謀をめぐらせぬはずがありません。
そう言う考えから、今回の話を作りました。

秘密結社や各種テロ団体の動きに関しては、今後の展開を楽しみに待っていただければ、幸いです。



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