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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2023年 02月 04日 10時 48分]

▼良い点
御剣の無双状態にマサキが唖然とする所とマサキが天皇を畏れる事が日本人だなと思いマブラブ日本帝国は皇帝を蔑ろにしている事をマサキが知ったら不快に感じるかもですね。

▼一言
御剣がマサキの企みに気付き逆に利用して裏切りを許さないようにする所にマサキの天敵になってますね。次元連結機関を使えば海水から金の大量抽出出来るとは羨ましいですが御剣が識ったら利用されそうですね。今回の題名である影の政府は大好きな名称なので嬉しいです


▼返信
投稿者: 雄渾
[2023年 02月 04日 (日) 14時 04分 33秒]

ご感想有難う御座います。
>御剣
今回の御剣の言動は国際法上認められた外交特権を分かりやすく書いたものです。
大使及びその関係者は、身体や財産、名誉まで不可侵で、刑事民事の裁判権、納税、司法権から免除される治外法権の対象になります。
外交使節として、ニューヨークで自動小銃を持つ護衛を連れて歩くことは認められた権利をこうしただけなのです。
 ただ現代ではあまりに露骨に武力を見せつける行為なので、何処の国もその様な事は表立ってしなくなりました。
精々、闇とばくの宿になったり、駐車違反を堂々とするくらいです。
外交官によるスパイ行為は、ある程度まで暗黙の了解とするのが、外交の世界の紳士協定と謂う物で、目に余る場合は《ペルソナ・ノングラータ》(好ましからざる者)として、国外退去処分を言い渡されます。
 また宣戦布告の習慣の廃れて久しい現代では、開戦の意思を示す行為として、国外退去処分を使うのが良く知られています。

>皇帝
マブラヴ世界の日本人と、現実世界の日本人の相いれないものは何か。
それは、皇室に対する態度ではないかと、考えて居ります。
将軍という、現代の摂政職を、さも国家元首の様に振舞い、皇帝の影響力は徹底的に削がれています。

記憶が確かなら、『帝都燃える』の一エピソードだったと思いますが、米海兵隊が決死行の末、BETAの迫りくる御座所から、玉体を奉送された話を知った時は、唖然としました。
 こんなことは現実の日本社会であったら一番嫌う事です。
カンボジアのシアヌーク殿下は、ポルポトに軟禁されていましたが、国連総会参加を理由にニューヨークに滞在し、そこから在米の中共大使館に駆け込むという事件がありました。
 中共政権はポルポトを面だって支援していましたが、またシアヌーク殿下とその家族に関しても、国賓として篤(あつ)く遇して、ポルポト一派から守りました。
亡命から10年余りへて、越南がカンボジア侵攻をして、ポルポト一派の悪行が白日の下に晒されると、新政権を発足させる動きが国連の場を通じて、出てきました。
その折、 中共政権は、シアヌーク殿下をカンボジア国王として奉戴することを西側諸国と一緒に提案しました。
 そういう経緯から王政復古が成されたカンボジアでは、援助額も影響力も中共政権が日米を超えて一番となっています。
 何を申したいかと言えば、京都防衛線の時点で、皇帝の玉体救出を米海兵隊に任せた時点で、マブラヴの日本帝国は米国の完全なる属国になったと、対外的にみられても仕方のない行為を許したと言う事です。
 1980年代から1990年代初頭に流行った第三次大戦シミュレーションやソ連の北海道侵攻の架空戦記では、必ずと言っていいほど、自衛隊の第一空てい団か、警察の特殊部隊が、皇居に迫りくるソ連スペツナズから救出する話が盛り込まれたものです。
 
>次元連結システム
『冥王計画ゼオライマー』のOVA本編で、マサキは『次元連結システムのちょっとした応用』と言う事で、重力や磁場操作をゼオライマー抜きで、沖たち、日本政府関係者に見せつけました。
 ゼオライマー本体も、風のランスターに備わった天候操作を月のローズセラヴィーとの戦闘で見せつけ、敵パイロットを恐怖させました。
バンプレストのゲーム、『スーパーロボット大戦』シリーズでは、次元連結システムを使って、劇中では再現の難しい技術を容易に実現しています。
 そう言った経緯を踏まえ、次元連結システムを使えば、海水を原子レベルで分解し、金の生成が出来るのではないかなという考えに至りました。
 正直、次元連結システムがどれくらいすごい物か、見当がつかないのです。
『ウインドウズ』の無い1960年代の水準でロボットを動かすOSを作ったり、真空管の時代にアンドロイドを作る天才、木原マサキですから、何でもできるのかなと、考えました。


長々と述べましたが、今後の展開をお待ちいただければ幸いです。


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