『冥王来訪』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2022年 09月 11日 21時 57分]
▼一言
ユルゲンの活躍にソ連上層部壊滅と政治の話しが上手く書けてると感じました。
投稿者:
雄渾
[2022年 09月 12日 (日) 16時 33分 33秒]
ご感想有難う御座います。
>ソ連上層部壊滅
この辺は情報伝達の時間間隔に気を使いました。
時代設定が約50年前の話になりますので、ネットも無ければ、東西間の通信網も今ほど自由じゃありません。
ハバロフスクとベルリンの7時間近い時差の関係もありますし、深夜にファックスや電話でやり取りするのも当時は非常識扱いでした。
後、矢張り防諜上の観点からハバロフスクからの通常回線はKGBに傍受されている可能性もあります。
色々考えた結果、アベールがソ連側の動向から推測して、ソ連上層部は壊滅したと言う形でソ連側の現状を感知した形にしました。
>政治
ソ連軍のシステムは完全な上意下達です。下士官(分隊、小隊規模の指揮官)や下級士官(中隊、大隊規模の指揮官)の裁量は無く、参謀本部や政治局の判断で動きます。
(今日のロシア軍も同じです。将官クラスでも政府や参謀本部の方針に異議を唱えれば即更迭です)
現場の裁量が極めて小さいので、上級将校(将官や佐官)が前線近くに出ないと動きません。
古代の軍隊のように陣頭指揮を執らないと状況の変化に対応できないシステムです。
(将校の教育の関係上、今のロシア軍もほぼ同じです)
指導部と言う頭が数時間でもなくなれば力で押さえつけている軍隊はどうなるか……
そういう事を考えて今回の話作りになりました。
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