『冥王来訪』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2022年 06月 25日 17時 51分]
▼一言
最近ユルゲンの沸点が低く成っていると思います。反革命罪に成りそうな発言が多くマサキと同類に成りそうですね。それにしても富が無限に無いと不可能と思える共産主義に騙される人が何で多いのか?
投稿者:
雄渾
[2022年 06月 25日 (日) 21時 11分 03秒]
ご感想有難う御座います
>ユルゲンの沸点
これは長期間のストレスによって、精神的不安定になったのを私なりに表現した物です。
ユルゲンは軍人とはいえ、まだ20代前半の青年ですからストレスの影響をうけやすいのではないかと思い、執筆しました。
もっとも、ユルゲンは「隻影のベルンハルト」の文中で書かれているように反体制的な行動をとる節があります。
またアベールから貰った30年物のスコッチウイスキーを飲む話は公式設定です。
幾ら主席卒業生でソ連留学の栄誉を受けた人物とは言え、この様な行動は東ドイツの軍法では到底許されるものではありません。
(初めて単行本で、目にした時には大変驚きました)
マサキの行動は、自分が拒否することで相手を困るのを楽しんでいる節があります。
私がOVAを参照にして、仕上げた物です。
(OVA第4話で、日本各地が八卦ロボに襲撃されているのに出撃拒否して、美久たちを困らせました)
似てしまったのであれば、私の描写力の不足ではないかと思っております。
>共産主義に騙される人々
これは貴族層や富裕層、青年知識人に言える事ですが、社会の仕組みを知らないためです。
19世紀の社会運動で欧州中に広く伝播しますが、一般の労働者や農民には浸透しませんでした。
工業化によって都市部への働き口が出来た事は、農民にとっては重要な収入源でした。
都市労働者の大部分は貧農の次男や三男で、生活に困窮した為上京した人々が多数です。
彼等からすれば、自由な企業活動や商取引を否定する思想は受け入れがたい物でした
(欧州の農業はハーバーボッシュ法が発見されるまで非常に収穫率が低かったのです)
ロシア革命に至るロシアの共産主義運動も全く同じです。
この件に関しては長くなるので後日別項を設けて語りたいと思います。
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