『冥王来訪』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2022年 03月 26日 11時 38分]
▼良い点
シュミットとアクスマンが破滅する事。マサキの指示で持ち出された資料で悪党が滅びリズが救われたかな。
▼一言
アイリス達の未来が楽しみです。反革命罪は便利ですね。
投稿者:
雄渾
[2022年 03月 26日 (日) 12時 35分 55秒]
ご感想有難う御座います
>シュミットとアクスマン
そもそも準戦時下ともいうべきソ連でのBETA戦の最中に権力闘争をしていた彼等は、現代日本の感覚からすると奇異に感じると思います
しかし、レーニンが秘密結社形式でソ連共産党を作って以来、内部闘争は党のシステムとして組み込まれました
自らの党の存続の為に常に反対派を探したし、粛清する
「無窮(むきゅう)のテロリズム」というべき悪魔の仕組みは、全体主義思想の党を否定しない限り、消えません
>反革命罪は便利
この罪状は非常に範囲が広いので、僅かな人的ミスですらその対象になりました
1930年代のソ連大粛清の際は、この罪状の判例をソ連法廷や検察当局が乱発し、1000万人近い人間を監獄に送り込みました
90年近く経つ今でさえ、正確な被害者の数もその規模の大きさも把握できないほどなのです
シベリア抑留された日本兵の中には、偽の裁判でこの罪状を認定され、落命された方もいるほどです
我々にとっても他人事ではない、歴史の一端です
アイリスやベアトリクスに関しては、ユルゲンの存在でかなり変化することは間違いありません。
些か、長文になってしまいましたが、引き続き本作品を楽しんでいただければ幸いです
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