『【シェアワールド】ユア・ブラッド・マインー魔鉄文明英雄譚ー』への感想
投稿者:海戦型
[2018年 07月 26日 12時 21分]
▼一言
新装設定は結構変わるんですね。よりよいものにするための設定変更は必要だしいいことだと思います。公開を楽しみにしてます。
魔女の件なんですが、誤解を招いていたなら申し訳ありません。魔女がメインで戦闘を行う必要性はないとは思います。
ただ、魔女の戦力や自衛能力が弱いと、私の想定する戦いの概念において役割らしい役割がなくなってしまうんです。戦いが前提のコンビなので、何か役割を与えたいんです。
例えばファンタジーでの前衛剣士と後衛の魔法使いというのはそれぞれに別の強みがあるから弱点を補いあって戦うじゃないですか。Fateのマスターも対サーヴァントの戦いは例外を除いて無理ですが、令呪という強力かつ独自の援護方法がありますし、サーヴァントが戦う間に自分は単独行動という選択も取れます。マスターを狙って倒すための宝具ぶっぱに対するデメリットも設定によって補完されています。
対して今わたしの把握してる設定のなかでは、魔女というのは製鉄師の大幅劣化版なうえに術使うための道具みたいな役割しかないんですよ(認識の間違いがあったらごめんなさい)。戦闘向きの製鉄師は現代戦争の在り方を一変させる力を持っているとしたら、その出がらししか使えない程度の戦闘力で戦いの巻き添えで死んだら敗北確定の魔女という存在がいると、戦いにくいことこの上ないんです。魔女狙いのデメリットが少なすぎるので。
(はっきり言って今の設定なら(魔女の自衛能力、及び製鉄師が集団では行動しないこと)、魔女の弱点は狙撃手です。魔女が探知能力に優れてたら話は別ですけど。尤もここは多くの作品でツッコミ始めるとキリのないところなのでいっそ可能性ごと排除した方がいいかもしれませんが)
かといって、戦わせないのが基本となると、出来るのは応援してるだけです。極論を言うと役割がなにもない(もしくは雑魚の露払いしかできない)のに戦場の近くには置いておかないといけない。物語上、製鉄師が必死で戦ってる中で何のためにいるんだこの子ってなりません?パートナーと言っても出来ることが少ないのでは作れる展開にも限度があります。戦闘シーンの魔女たちが行きつく先は、こども演劇でいう木の役です。
仮に製鉄師始動なら術を使えるとすると、どんな風に使えるようになるかがポイントだと思います。二人同時に使えるとかなら凄いですけど、片方が使ってる間にもう片方が使えなかったり、同時発動すると互いに力が半減してどっこいな威力になるとかだと、本格的に魔女の立場がありません。だってそれ製鉄師が使えば早くて確実で強いってことですし。
なんだか長々とまとまりのないことを書いてしまいましたが、ともかく最大の問題は製鉄師と魔女の「役割分担」が製鉄師側に偏り過ぎていることにあると思います。なにか「魔女にしかできない援護」とかがないと彼女たちは可愛いだけの案山子です。ヒロインを守るのは一種ロマンかもしれませんが、毎度毎度となると感情移入は難しくなりそうです。(モンスターハンターワールドの受付嬢が嫌われる理由みたいなもの)
それの何が悪いの?とかその話はそういうもんと納得しとけよ!と思ったのなら、そう言っていただけるとありがたいです。私自身細かい所をつつく性分なので、自分で気付かず訳の分からないところにまで突っ込んでしまってるかもしれません。そういうものと言われれば、その部分は考えなくていいから逆に話は整理しやすくなります。
追記:
何度も長文で色々書いてそのたびに返答を頂いてる身としては、この場で全部解決しろなんてご無体なことは口が裂けても言えません。別に八代明日華さんは私のために小説書いてるわけでもなければ私にそんな気遣いする義理もないですし、うるせーのが一人いるくらいに気軽に思っていただけると幸いです。
『製鉄師』の関係については、私もTwitterを見て話も聞いてやっと「そういう関係性なのか」と得心がいきました。設定は色々見直したんですが、魔鉄分の解釈とか魔鉄器が採掘道具をイメージされていたというのには全然気づけなくて……(汗)
個人的に勝手ながら「ゼノギアスみたいに意志が事象変異機関に伝わって現実改変として出力されてるのかなー。それなら事象変異機関が魔女の霊質界側なのかなー」とか見当違いな解釈をしていたようです。
投稿者:
八代明日華/Aska
[2018年 07月 26日 (日) 16時 50分 39秒]
今のところ自分でもよく決まっていない、考えていなかった部分に関する内容が多いので、「そういうもの」で納得して頂ける場所はないかなと思っています(真顔)
また、この返信では問題の解決ができていないと申しますか、ご質問と「現状」を照らし合わせる内容になっているので、あまり期待せずにお読みください。
・正直な話をすれば、旧版に於いて魔女は『意志ある道具』です。魔女が昏睡状態にあっても、契約さえ存続していれば鉄脈術が使用できるように、本来的にそこの人格やらなにやらは想定されていません。魔女の肉体を武器に変換するタイプの鉄脈術で魔女の逃げ場を奪い、普段はひどい扱いをする、DV男みたいなブラッドスミスがいてもなんらおかしくはありません。個人的には居てほしくはないですが。
これはそもそもブラッドスミス含め『製鉄師』という概念が、旧版ではやはり『意志ある兵器』の域を出てないということに基因すると思っています。無論設定上「これ別に兵器扱いじゃなくね?」「兵器扱いするならこれはおかしくね?」といった箇所は多いですが、根本的なところで彼らは生体兵器であるわけです。
だから「破壊」を齎すブラッドスミスと、その破壊をもたらすための「炉心」である魔女、という、一種パーツ的な立場が設定されていました。
しかしこれだと非戦闘系の製鉄師の扱いはどうなるのか、といった点や、「国のために死ぬ」思想が根底にあるわけでもないのにブラッドスミスがこれらの体質の持ち主にとって人気の職業である理由が見つからなくなってきます。新版ではこの辺りに兵器感を薄めようと、少なくとも日本の製鉄師においては、いくつか案を募ったうえで、ある程度背景を練っています(なお設定そのものは固まったのですが現在に至るまで上手く文章化ができていない模様)。
・個人的にはやはり上記に記した通り、「破壊をもたらす、つまり戦うのはブラッドスミスである」というのを前提に考えていたので、そう言った思考から戦闘の中心はやはりブラッドスミスに成ります。これは単純な思想の問題ですが、合法ロリヒロインに戦場でドンパチやらせたくないわけです本当は。やっぱりお姫様、女神として護られていて欲しい。
しかし同時に、魔女には、姫君、女神、単なるか弱いヒロインではなく、やはりブラッドスミスを導く戦乙女としての役割を持っていて欲しい、という願いもありました。結果として「戦場にいなくてはならない理由」として『発動可能距離』??つまり旧版における拡散性が許す限りの距離にパートナーが居なければ、鉄脈術の起動は出来ない、というものがあったわけです。
そして弱点もご指摘の通りです。やはり狙撃に弱い。僕がTwitterでキャラクリエイトの例を挙げるため、自分用に作った所謂『公式キャラクター』の中には、魔女殺しを得意とする狙撃手系のブラッドスミスが居ます。また白兵戦で魔女を狙う場合の弱点である、「狙っている隙にブラッドスミスにやられる」というものも、正直一種捨て身の戦術的なことを取られてしまえばデメリットにならない。
「二人で一緒に戦える」「中心はあくまでブラッドスミス」「魔女にも相応の役割を」??戦闘面に関しては、この3つが課題かな、と整理してみました。
ブラッドスミスが前衛魔術師であるならば魔女は後衛魔術師なのかなぁ、とも考えるのですが、鉄脈術は1ペアにつき1個、そしてそれはブラッドスミス側の技能ですので、やはり魔女に大きな役割を与えるのが難しい(参加を表明してくださった方の中には、逆に支援特化のブラッドスミスと前線で戦う魔女のペアをお創りになられた方もいます)。
令呪の様な支援の力を設定するにしても、やはりそれが大きく鉄脈術から離れてはいけないと考えています。ついでに上述の弱点に関係するところが全然解決できない様に、自分としては思います(令呪あっても結局マスターはうたれりゃ死にます)。
・起動句唱えた後なら魔女でも使えるようにする案だと普通に同時使用できるつもりで考えていました。ただこれだとあんまり「二人で一人」感が無いなという風に個人的には思ってるんですよねー……極論一人だけでも良いわけで。個人的に最悪の手ですね。絶対に戦場には二人いて欲しい。魔女がNEW電王のイマジン武器よろしく武器に変身するとしても。あとこの『変身』がベーシックであっても困るかなと思っています。やはり二人で、人間の姿のまま戦うことが「一般的」であって欲しい。勿論そう言うタイプが居てはいけないというワケでは全くないのですが。寧ろ一種のスタンダードとしては居て欲しいとも思います。難儀ですねこの原案者。なんとめんどくさい思考をしてるんでしょう。
また、『製鉄師』の関係は、鉱山である魔女と採掘・加工師であるブラッドスミス、そして採掘の道具である魔鉄器と、採掘されてくる金属たる魔鉄分、という構図になっています。鉄脈術は加工された製品なわけです。加工された製品が鉱山から出てくるでしょうか。いいえ出ません。これ故に、個人的にはやはり「魔女は鉄脈術を『発動』するが『使える』わけではない」という制約は残しておきたいようにも思います。
これが現状です。何かご意見があったらお寄せ下さい。どこまで参考にさせて頂けるかは分かりませんが、「皆が納得できるもの」を作りたいと思っているので……。
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