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『ソードアート・オンライン‐黒の幻影‐』への感想

投稿者:迷い猫
[2017年 07月 20日 02時 10分]

▼良い点
 ピニオラさんが相変わらず可愛い

▼一言
 と言うわけで、どうも、迷い猫です。
 ピニオラさん可愛いよピニオラさん。

 自分自身の罪を清算するために訪れた監獄のお向かいさんがまさかの共犯者。 ピニオラさんみたいな超絶可愛い美少女がお向かいさんなんてグリムロックさんは幸せ者だなぁ(色々なことから目を逸らしつつ)
 ピニオラさんからなんでも答えるなんて素晴らしい誘い受けなセリフを頂けるそのポジション、是非とも変われ←

 とまあ冗談は置いておいて、罪を自覚した罪人の贖罪はどうあれ十全にこなせるものではないでしょう。 亡くなった命を取り戻せるわけでも、つけてしまった傷をなかったことにできるわけでもない、本当にちっぽけな彼と彼女の贖罪は明確なゴールのない堂々巡りにしかならないんだろうなぁ、なんて。
 いっそわかりやすい断罪者がいれば楽なのかもしれませんね。 その楽を選ぶことの是非は別にして。
 って言うか、更生してもピニオラさんは相も変わらず扇動者なんですねw グリムロックさんを煽って良い方向に変化させようとその話術を使うなんて健気可愛すぎるぞ! まあ、グリムロックさんを想って、と言うよりは自分の贖罪のためって感じもするけど可愛いから可愛い(語彙崩壊
 しかし牢獄に入っちゃったからもうDEBANは……「こんなところで諦めちゃうんですかぁ?」とか言いながら燐ちゃんのピンチに駆けつけるピニオラさんを妄想して成分を補充するとしませう。

 ではでは、迷い猫でしたー


▼返信
投稿者: sonas
[2017年 07月 20日 (日) 22時 49分 50秒]

 燐ちゃんに断罪を求めたピニオラさんですが、その際に冷たくあしらったように聞こえた彼の言葉を振り返ると、決してその贖罪を否定する発言はしていません。答えを提示するとそれで納得してしまう。それに頼ると、人は過程での苦悩を忘れてしまう。本来、罪を償う上で真に必要なのは《苦悩する過程》であって、《言われた事をこれだけやった》という結果ではないのだと思います。

 そう、例えるならばそれは算数ドリルの最後にくっ付いてる解答冊子のように………

 また、ピニオラさんも燐ちゃんの言葉の真意を理解していたらしく、投げ遣りにならずにグリムロックさんと向かいの牢に入った不運さえ《自分に与えられた贖罪の機会》として受け入れるあたり、人間それ自体を好ましく思っていなかった彼女にとっては皮肉な話ではありますが出会いこそ彼女の成長の糧だったんだろうなと思えてなりません。もう少し早く燐ちゃんに出会えていたらヒヨリちゃんと火花を散らす仲になっていたかも知れないし、クーネさん達と出会っていたらたくさんの仲間と共に前向きに生きるようになっていたかも知れない。少なくとも陰惨な物語ばかり創作しないようになっていたかも知れないですね。過ぎたるは何とやらですけど。

 とまあ、ピニオラさんのSAOでのDEBANはこれにて終了となります。
 宿敵キャラの退場ではありますが、その存在を詳しく認識しているのが燐ちゃんだけであり、重要な立ち位置の人物にしてはあまりにもひっそりとした幕引きとなってしまいました。おまけに分かりやすい戦闘もないという薄味感。でも、一味違った終わり方になれたかと思います。見応えはありませんが。


 最後になりましたが感想ありがとうございました。これからも拙作にお付き合い頂ければと存じます。


 ではまたノシ

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