『憑依貴族の抗運記』への感想
投稿者:フレーゲル
[2016年 07月 11日 00時 00分]
▼良い点
まさかのフレーゲル回。彼の長所と短所が的確に描写されているところ。貴族連中の腰の重いこと。
▼一言
ボアテング伯爵に一門の貴族、フレーゲル男爵に一門外の(馬鹿息子)貴族に対する調整・連絡役を任せることで戦力の強化を図ることは妙手といえます。両者ともラインハルトに対する認識に難ありですが現状では有力な駒であることは間違いありません。問題は、リップシュタット以降は彼らの利点・有益な点が消え失せ、不利点(ラインハルト軽視・自制心のなさ)が顕在化して持ち前の貴族に対する求心力と相まって暴走する恐れがあることです。(ボアテング伯爵は一定の自制心はありそうですが、ラインハルトを歯牙にもかけていないという致命的な問題点がある。)この辺りは対策を講じる必要があるかもしれません。排除も手ですがこの場合は彼らの持つ求心力がブラウンシュバイクから失われますので慎重にならざるを得ません。唯一の救いは彼らが二人とも本家(オットー公)に協力的・好意的なところでしょうか、どこまで手綱を握れるかが勝負になります。
投稿者:
ド・ベルディナント
[2016年 07月 15日 (日) 01時 28分 58秒]
感想ありがとうございます。そのまさかのフレーゲルさん回です。主人公と男爵の関係を示すサブエピソードに、本筋の補強を加えてみました。主人公の身内に限らず目の届かない場所に置いたら、暴走しそうな貴族が多そうですね。
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