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『真・恋姫†無双 劉ヨウ伝』への感想

投稿者:tukiyomi
[2016年 06月 28日 01時 32分]

▼一言
更新お疲れ様です。

曹操ぶっちゃけるなあ。
勿論、主人公が掛け値なしの本音で語り合える存在であると理解した上でもあるだろうけど、同時に誇り高い覇王が自らの野心を捨てるという決断をこれ以上ないほど見せる行為でもありますからねえ。

もっとも、曹操のこの啖呵は、正宗の古参家臣にしてみれば反発を覚えるかもしれんですねえ。言っちゃあ悪いですけど、曹操ってこの時期においては名声らしい名声が殆どない(精々が西園八校尉に任じられたくらい)ですので、古参(特に武官連中)にしてみれば『主君と比べて実績殆どないのに、何偉そうにしてんだコラ」と、思っていそうですし。
ついでに言えば文官連中は『偉そうにするのは自分に自信があるから』と達観してそうですが、反面『いや・・・お前本当に信頼できんの?』と見てそうで。

それにしても、一応、覇王が軍門に下ったことで、董卓政権はほぼ完全に詰んだ状態に。現在主人公と敵対しそうなのって、益州と異民族問題の一件で拗れまくっている公孫氏、後は主人公に対して未だ腹を見せないリュウグ位で、1勢力で考えた場合、主人公が圧倒的なまでの状況になっていますし。合従聯合しても各個撃破が御の字ですからねえ。

もう董卓政権ができる事って、董卓の命乞いを条件に、それ以外で無条件降伏する位しか手がないんですよねえ。あるいは全軍上げて西域に逃げて、中央アジアで勢力築くか(それですら成功確率は格段に低い。馬氏一族やカンスイ達がいますし)

カクのクーデターの手際は見事だったんですが、如何せん中央にパイプもなければ支持層もなく、頼れるのは自分とこの軍事力だけで、それも優位に立てたのは一時的だけだったとか、あまりにも条件が悪すぎたとしか言えないです。
特に最大勢力である主人公をクーデター期に排除できなかった時点で、ほぼ敗北は決していたと言ってもいいのかなと。


▼返信
投稿者: 肥前のポチ
[2016年 06月 30日 (日) 21時 40分 35秒]

感想ありがとうございました。

曹操にしてみれば主人公は幼馴染みみたいなもので、
かつ主人公は優しい性格と知っていますから
本音で語れる相手だと考えていたと思います。

でも、曹操は未知数の状態なので、
主人公と苦楽を共にしてきた古参武官はご指摘通り面白くないかなと。
文官のお歴々はご指摘通り胡散臭い感じがするかもしれませんね。
史実の曹操は出自にコンプレックスを持っていたように
宦官を祖父に持つ曹操を見る士大夫層の目は冷たいものがあったのかなと思います。
宦官は人ならざる者という意識はあったでしょうから。

> 益州と異民族問題の一件で拗れまくっている公孫氏、
> 後は主人公に対して未だ腹を見せないリュウグ位

益州は亀のように籠もっているような気がします。
リュウグは史実では日和見主義者なのでどうなるか。

> カクのクーデターの手際は見事だったんですが、
> 如何せん中央にパイプもなければ支持層もなく、

辺境勢力だとどうしてもこうなっちゃうのかなと。

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