『銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:tukiyomi
[2016年 04月 24日 08時 20分]
▼一言
更新お疲れ様です。
相変わらず同盟のどうでもいいことに悩まされるココアさん。
ただ500年以上にわたって「反帝国」刷り込まれた面々が、「公式の席では弁えろ」という事ができるかというと、なかなか難しいでしょうねえ。
ヤンファミリーなんかは「理解はできるがそれは個人の思想の自由により行わなければいけない」と、正論ではありますが全く問題解決にならないこと言ってそうですし。
ついでにいえば、ここまで同盟がごねだすと、帝国内部からも「何で負けた連中に譲歩しないといけないんだ」という反発が出できますしねえ。
『新しい国家を作るんだ』という意思が、帝国臣民の総意になっていること考えると、同盟側の駄々は「そんなに文句を言うんなら国づくりは俺達がやる。お前らはどこか別の銀河にでも出ていけ」なんて事にもなりかねませんし。
貴族連合軍総司令官のグライフスが侍従武官になったことで、貴族連合軍に参加したもので見所があるものは登用される先例ができた訳ですけど、間違いなく勘違いするバカが出てきそうです。へぼ詩人とかへぼ詩人とか。
後はエルヴィン=ヨーゼフを利用しようとする面子が、「グライフスは謀反人」と騒ぎ立てることで何かしらやらかしそうでもありますが、やった瞬間碌なことにならんでしょうし。
これでグライフスも救われ、ファルマー氏も公的に救済。ラードブルフ達も間違いなく罪を許されるでしょうが、なお一層へぼ詩人の末路が悲惨なことになりそうです。
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