『銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:tukiyomi
[2016年 02月 23日 17時 12分]
▼一言
更新お疲れ様です。
黒狐あっさり退場。
正直、完全に用済みでしたからねえ。
地球教についての情報はとっくに手の内にあり、経済面にしてもボルテックという誠実な官僚がいることから価値は激減。
ルパードも生きた心地はしないでしょうねえ。自分の出生等がばれた瞬間、地球教からの報復が来ると完全に理解しているでしょうし、そしてそれらがどこからばれるかわからない訳ですから。
そういやドミニク女史どうなったんだろ・・・死んでいるとは思えんけど。
ホアン。狙いは分かるけど、時と場所を考えろと。
怒らせることで本音が見えるかもしれないけど、逆に「こいつらは使い物にならん」と主人公に判断されたら終わりだろうに。
現状の問題点に気付くだけの見識があるにも拘らず、やはり帝国との認識の違いをまだ実感できていないのか。
次期皇帝問題は、アマーリエにつがせることで決着しそうですが、そうなるとアマーリエも相当苦労する羽目に。
なにしろ先帝は宇宙を実質的に統一してのけ、平民たちや下級貴族からは「俺達の側にいてくれる皇帝」と認識されていますから、絶対に比較されますし。
ついでに言えば、ココアさんがリヒテンラーデの後釜になった後の3長官の後釜問題も、能力的にはともかく実績という問題がある訳で。
本編でラインハルトが失脚した最大の原因は「能力はあっても、諸将や将兵からミュッケンベルガーやココアさん程の信頼を得ていない」でしたし。
まあ、3長官の内、メルカッツが宇宙艦隊司令長官になるのはほぼ内定しましたけど、そうなると残り二人の後釜問題が頭悩ませるわけで・・・
なまじ若手が台頭したお蔭で、人事問題が頭悩ませることになるんですよねえ。
グライフスに続いてフレーゲルも帝国に帰還できそうです。
皇帝も嬉々としてフレーゲルをファルマーとして扱うでしょうし(この作品の皇帝陛下絶対そういうの好きそうだし)、帝国に帰還した面子が、ホージンガーを除けば、目を白黒させながら応対しているのを爆笑していそうですし。
しかしこうなると、誘拐犯の首班であったランズベルグ伯爵は、自業自得とはいえ悲惨な末路を辿っているとしか。
もうこの人に出来るのって、捨て鉢のテロ位しかない訳ですが、何といっても行動力だけはある人ですからねえ。
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