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『ソードアート・オンライン‐黒の幻影‐』への感想

投稿者:turugiken
[2016年 01月 25日 21時 02分]

▼一言
 少し気になったことがありましたのでここに、「弓矢」について。原作では使えないとされいますが、今作では使える(モンスター/NPCのみ)との設定。

 原作では、より緊迫した戦闘を楽しんでもらうために、あえて制限したのかも知れない。あるいはもっと別の理由があるのかも……。ですが、無いとあまりにも不自然。真に迫る異世界を作ってそれを鑑賞してもらいたいのが目的なら、平和でのどかな世界ではなくモンスターとつば競り合う危険に満ちた世界観なら、敵に気づかれない遠間から攻撃する=弓矢を使うという発想が仮想世界の住民に生まれてこないほうがおかしい。人間は狩りをするときには道具を使い、それが鋭い爪や鋭敏な五感を持つほかの動物やモンスターたちより上回る利点となる。くわえて狩りは獲物との騙し合いでもある以上、気づかれない遠間からの不意打ちができる弓矢は人間には不可欠な武器になる。茅場とシステムがどれだけ規制しようが、現実世界に匹敵するリアリティが大目的であるのなら、弓矢という武器をなくしてしまうことはできない。それでも無理になくしてしまえば、プレイヤーが自作するかNPCたちに教えてしまう。SAOの中には、弓矢が必ずある。
 ……前置きが長くなってしまいました。言いたいことは、弓矢がある以上プレイヤーたちはソレをなぜ使わないのか? 《隠蔽》スキルとコンボで使えば、先制の奇襲攻撃ができるはず。矢の穂先に毒でも塗っておけば、致命傷にならなかったとしても戦いは有利になる。集団で使えばボス戦も楽になるはず。手に取れる形としてある以上、使うことは難しくないはず。ソードスキルやシステムの補助はないかもしれないですが、遠距離攻撃手段はそのマイナスがあってもメリットが大きい。プレイヤーたちが弓矢に注目しないのは、何かワケがあるのでしょうか?


▼返信
投稿者: sonas
[2016年 01月 26日 (日) 00時 18分 36秒]

 プレイヤーが弓を注目しない理由。ここでは《使用できない理由》として、この作品でも描かれない設定として垂れ流しましょう。


 まず、SAOにおけるプレイヤーの武器装備という概念は、あくまで自分の解釈ではありますが《武器としてシステムが認識する》オブジェクトに限定されているのだと思います。この場合におけるシステムが武器として認識できる条件としましては《刃が備え付けられている》か、或いは《近接距離から攻撃範囲を逸脱しない》もの。若しくはその両方を兼ねたオブジェクトでなければならないのだと思います。だから、武器を装備したと認識されず、矢を番えて射出しても飛距離が出なかったり、当たっても武器ではないのでダメージや追加効果が極限に落ち込んでしまい、《ヘイトだけが向いてくるガラクタ》に成り下がってしまっている。というのが自分のイメージです。
 ちなみに、アニメではアスナさんがナイフで寸止めながらソードスキルを行使してみせた描写があるので、武器として条件さえ整ってしまえば何でも利用できるのではないでしょうか?補正で威力はガタ落ちでしょうけど。

 ……とまあ、話を戻すとして、弓の代用として存在するのが公認スキル《投剣》というわけですね。今作では第三層の《ダークエルヴン・エージェント》や《フォレストエルヴン・スカウト》が落とす《毒投げ針》という投擲用アイテムが本文に出ずとも後書きの設定資料に載っています。12話にございますのでご参照ください。とりあえず、プレイヤーも遠距離攻撃の手段が無いわけではないのですが、仮に弓がプレイヤーに広まってしまっては、それこそ茅場さん大失態ですね。原作との違和感を生じさせたくない自分も看過できなくなるので、プレイヤーに弓の時代が訪れるような展開はまず無いという事を宣言しておきましょう。

というわけで、的外れな返答ではありますが失礼致します。



ではまたノシ

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