『銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:tukiyomi
[2016年 01月 24日 21時 42分]
▼一言
更新お疲れ様です。
>その点あの爺さんなら笑い出して皇帝位を譲るとか言い出しかねん所が有る。
この作品だと本気でやりだしかねないから困るんですけどねw
まあ、後世では理想的な君臣関係として語り継がされそうですけどねえ。
平民たちからすれば、平民のチャンピオンというべきココアさんを絶対的なまでに信任し、尚且つ自分の身を挺してココアさんを暗殺者から守るわ、結婚を祝福するわで、間違いなく『皇帝陛下は俺達の味方』と思っているでしょうから。
もっとも、粛清にはあわないと確信しているココアさんですけど、帝国の面倒事からは逃れられないことにはまだ気づいていない模様。
これから大妖怪であるリヒテンラーデ侯爵に色々と鍛えられるんだろうなあ。
ハイネセンの少年は半ば呆然としていましたけど、これは同盟の多くの市民が思っている事でしょうねえ。
難攻不落のイゼルローンが一日で陥落され、宇宙艦隊も一矢報いることなく破れ、アルテミスの首飾りも、ヴァレンシュタイン配下によってあっさり破壊。
特に最後は『ヴァレンシュタインさえいなければ』という概念すら壊していますからねえ。ココアさんの作戦ではなくメルカッツの作戦だと思っていたでしょうから。
トリューニヒトとの会談もですけど、同時にヤンにも太い釘を刺さないといけないですからねえ。この世界のヤンは、原則、政府の命令にも納得して行動していますけど、亡命編で語られたように『民主主義は自らの手で勝ち取らないといけない』という理念に凝り固まっている部分がありますからねえ。
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