『外伝 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:DD13
[2015年 03月 02日 01時 39分]
▼一言
【追憶 〜 帝国歴487年(三) 〜】
>司令官達は自らの艦隊編成に頭を痛めているローエングラム伯よりも自分達の艦隊編成を手伝ったヴァレンシュタイン副司令長官に心服しています。
上からも、下からも信任を得られず、しかもその事に気が付きもしていないままに簒奪を想うなど、ラインハルトが哀れであり滑稽です。
それを見透かす爺様達の怖い事この上なしです。そして、エーリッヒが爺様達と同じ目線で事態を観て、爺様達の期待通りの振り付けを寸分違わずに熟している事がさらにラインハルトを道化にしています。この様な話の運びが本作の真骨頂です。
>厄介な事になった、どうして最近の若い奴はこうも面倒なのか、溜息が出そうになって慌てて堪えた……。
いやいや、山盛りの面倒を若い奴に押し付けた御仁がそれを言っては実も蓋もありません。思わず突っ込みたくなります。
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