『IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:tukiyomi
[2015年 01月 11日 09時 46分]
▼一言
更新お疲れ様です。
まさに「断罪」ですね。
エルヴィン=ヨーゼフは、皇帝としての心構えを理解していないことへの断罪
ヒルデガルドは、味方を切り捨てて自家だけ栄達しようとしたことへの断罪
アンネローゼは、皇帝暗殺の断罪
ワイツは、ラインハルトへ寝返り皇帝暗殺を幇助したことへの断罪
リヒテンラーデ侯は、自らの野心と保身のために皇帝の暗殺者と組んだことへの断罪
これを出した瞬間、ラインハルト軍の大義は完全に消滅しますね。
皇帝暗殺に傀儡の幼帝を擁立。
傀儡皇帝は誰もが声に出さないだけで理解はしていたでしょうけど、暗黙の了解と公的な表明とでは全くインパクトが違いますし。
まあ断罪された中で、エルヴィン=ヨーゼフだけはまだ救いがあるんですよねえ。
断罪しながらも、実はココアは彼を唯一『責任のある皇帝』として扱っているのですから。だからこのまま彼を廃帝にするかどうかは分からない状態。
少なくともここから『皇帝の責務』を理解すれば、皇帝のままでいることはできる筈ですし。
一方で、ヒルデガルドは完全に命脈を絶たれたとしか。
味方を裏切って栄達することを暴露された以上、もはや彼女を信頼する人間は現れないでしょうし、元々権力から離れていたマリーンドルフ家を積極的に庇護する人間も出てこないでしょうし。
非常に幸運に幸運を重ねても(フランツの人の好さを弁護する者がいて)、マリーンドルフ家は現領地没収で辺境の貧しい地域に領地替え。ヒルダは当然廃嫡でしょうねえ。
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