『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:しうしん
[2014年 10月 25日 00時 59分]
▼一言
更新お疲れ様です。
相変わらず容赦ない展開ですね。まさかエリヤにヤン提督が普段座っているであろう議長席でトリューニヒト的平等をスピーチさせるとは・・・。いや確かにそれも平等には違いありませんが、例えから解釈すると「国家の構成員としての責務の平等」とも取れる内容、リベラリストであろうキャゼルヌやアッテンボローが不快感を示すのも当然だと思います。
国家を前提とせずとも人間は平等と話せればヤン一派の心象はずっと改善されたでしょうけど、それが許されない立場にいるんですよね。この話がヤンに伝わったらいったい彼はどう思うでしょうか。
査問会の間、散々同盟政府中枢の御歴々に国家こそ至上の価値とのご高説を賜った後でしょうから、エリヤのいう「国旗の下の平等」はその同列にしか聞こえない恐れがあります。戻ったヤンがエリヤの座った議長席の徹底的な消毒を命じるような展開にならなければ良いのですが・・・。
今後の展開に期待しています。
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