『ボロディンJr奮戦記〜ある銀河の戦いの記録〜』への感想
投稿者:tukiyomi
[2014年 10月 12日 22時 59分]
▼一言
更新お疲れ様です。
艦隊による一点集中砲火。
確かに有効ではあるんですが、それやるには完璧なまでの同調と敵の重要ポイントが割り出せていなければ、ロボスの言うようにエネルギーの浪費になりかねないですからねえ。むしろ散々嫌な気分であっても、任官したての1少尉に対してきちんとメリットとデメリットを答えている時点で、ロボスはまだ誠実ではあります。
良識派と言われるグリーンヒルですけど、実際のあの世界の「良識派」って、「軍人は政治に口を出さないが、政治家も軍には口を出すな」なんですよねえ。ヤンも含めて。民主共和政の軍人なのに、政治家の介入を許さないって、良識派どころかどこのプロイセン軍人ですかとしか。
本来なら政治家に無茶な軍事行動をしないよう修正することこそが、民主共和制下の軍人なんですけど、どうにも歪なんですよねえ。この人にしろシトレにしろ。
まあ同盟軍自体が組織としてどこか歪んでいましたけどねえ。
そしてフレデリカ。
いやもう母親の恩人に対する態度じゃねーだろ。こいつは。
少なくとも母親からは状況を聞かされている訳だから、本来なら人気のない所でも謝ってしまえば済む問題なのを、なんでこうジュニアの心証を悪くするようなことをしでかすのか。
まあまだ小学生ですから仕方ないと言えば仕方ないのですが。
投稿者:
平 八郎
[2014年 10月 12日 (日) 23時 30分 13秒]
コメントありがとうございます。この時のロボスは精悍で精力的で尊敬に値する指揮官だと筆者は思っています。故にこの場面を描いてみました。そこまで読み取って頂けて感無量です。グリーンヒルに対してというより「良識」とはなんぞや、というところがヤンとJrでは根本的に違います。ですからお互いを理解しつつも難しい道を歩んでいくと思います。フレデリカはまだ頭の良いガキです。許してやって下さい。
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