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『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想

投稿者:しうしん
[2014年 10月 07日 13時 13分]

▼一言
更新お疲れ様です。

戦闘が白熱する中、以前話題になっていた同盟軍正規艦隊司令官人事が明らかになりましたね。

百二十七話
>現時点で新艦隊司令官に内定している五名のうち、俺を含む二名がトリューニヒト
>派、一名が旧ロボス派、一名が旧シトレ派、一名が派閥色の薄い人物だった。

第三艦隊 アル・サレム提督(元第九艦隊司令官) 旧ロボス派
第五艦隊 コナリー提督  (元第一二艦隊参謀長) 旧シトレ派

フェザーン方面派遣艦隊 シャンドイビン提督 トリューニヒト派
イゼルローン方面派遣艦隊 フィリップス提督 トリューニヒト派
エリューセラ方面派遣艦隊 モートン提督   中立

ということだったのですね。旧シトレ派が誰なのか疑問だったのですが、コナリー提督とは納得です。エリヤにも旧第一二艦隊の伝手はあっただろうに、なぜここまで准将、少将級の人材が集まらないのか不思議でした。しかし、コナリー提督とエリヤとではコナリー提督を選ぶでしょうね、旧一二艦隊のメンバーは。

ロンドニア方面派遣艦隊 カールセン提督 中立

噂されていた6人目の正規艦隊司令官にあえてトリューニヒト派ではないカールセン提督を持ってくるとは巧みな人事ですね。非エリートであるカールセンは反エリート路線のトリューニヒトの方針に適合しますし。反トリューニヒト派からの反感も抑えられるでしょう。

こういう巧みな人事を見るとトリューニヒトもまだバランス感覚を失ってはいないように見えますね。今後の展開を楽しみにしています。



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