『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:tukiyomi
[2014年 10月 05日 20時 55分]
▼一言
更新お疲れ様です。
そういや原作でもミュラーは「若手のホープ」的な位置づけでしたね。この時点では。
バーミリオンの驚異的な奮戦によって、上級大将筆頭的な扱いへとランクアップしましたが。
こうなると双璧やビッテンフェルトなんてどんだけ化物的な評価と能力されているんだか。
エリヤの指揮って、決して悪いものではないんですけど、正規艦隊との殴り合いの経験があまりないのが祟って、理解に時間がかかってしまい、結果的に後手後手になってしまうきらいがありますね。
間違いなくシトレ派の面々が口撃する理由になる訳ですけど、ただし「必要な物を用意して必要な人材に渡す」という基本だけれどもなかなか達成するのは困難な事をきちんと執り行っている点は十分評価する内容ですねえ。どんなに戦術能力が優秀であっても、兵も補給も不足していたら、その戦術能力も十分に発揮できない訳ですから。
それにしてもエリヤはまだうまく自覚していない所がありますが、トリューニヒト派において、エリヤって彼の想像以上に重要人物扱いされていますよねえ。
「我が派の内部でも君を失うわけにはいかないという意見が大勢を占めている」というネグロポンティの言葉って、エリヤが派閥内で勢力拡大を行っていないこと考えると、滅茶苦茶凄い事です。
普通ならばこれだけ急激に出世していることから、自派内でも嫉妬による足の引っ張り合いなんてのもある訳ですからねえ。
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