『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:tukiyomi
[2014年 09月 28日 03時 05分]
▼一言
更新お疲れ様です。
まだまだ決定的ではないですけれども、エリヤがトリューニヒトと対立するフラグが立ってしまったのかなと。
トリューニヒトが語った理想を守ろうとすればするほど、彼の理想とは真逆な方向に向かっているのは皮肉であり悲劇ですが、その事実に対してトリューニヒト自身がどう思っているのかで、彼との対立が決定的になるのかなと。
トリューニヒトが悩み苦しんでいるのならば、人のいいエリヤはまだ見捨てなさそうですが、筋を外した瞬間、対立を決意するでしょうし。
しかし本当にブレツェリの親父さんは良い人ですわ。
旧シトレ派からは嫌われていますけど、エリヤはビューフォードと言い、チーム・フィリップスといい、更に言えば人間的欠点は多分にあれども、何だかんだ言って面倒見は良いドーソンと言い、周囲に恵まれているのは大きいですね。
後、ユリアンがエリヤに嫌悪感を示しているのは、トリューニヒト派だけでなく、あこがれのフレデリカを苦境に立たせた存在であることの方が大きいのかなと。
まあ正直、ユリアンの八つ当たりというか逆恨みでしかない訳ですが、仮にも曹長待遇でしかない人間が、中将に対して示す態度ではないですわな。
少なくともエリヤはイゼルローン方面軍に対して敵対的な態度を取った事はなく、彼がここにいるのも国防委員会の正式な命令。
つまりエリヤはきちんと筋を通している訳で、だからこそイゼルローン方面軍も筋を通している訳ですが、どうもそこら辺をユリアンは分かっていないようで。
本来ならキャゼルヌやシェーンコップがそれとなく諭さないといけないんですけどねえ。今はエリヤが相手にしていないからいいものの、度が過ぎた場合はエリヤではなく周囲が問題視しますし、その意見に筋が通っていればエリヤも対処せざるを得ないですから。
そうこうしている内にガイエスブルグ要塞戦勃発。
しかしここでの戦果で、また厄介ごとが舞い込んできそうな気配が・・・
不名誉除隊の兵が国家に忠誠を誓い武功を挙げることで名誉回復する先例が出来ましたので、フォークも復帰して主人公と共に轡を並べる日が来ればよいのですが。
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