『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:不来庵
[2014年 09月 23日 17時 03分]
▼良い点
あらま、結構話が進んでたw
エリヤ提督、幕僚陣からふるぼっこなのが何とも。
ヤンも首から下は不要だの何だの、散々に幕僚(ヤンファミリー)からいわれてましたが、それに通じるものを感じたりします。
▼悪い点
キルヒアイスの死にしても、ちょっと歴史の修正力(原作展開への修正)が強すぎる感も。
完全にオリジナル展開に入ってしまうのも、それはそれで善し悪しですが。
後まあ、外付け設定を説明するための大物オリキャラは使用せん方が……と思ったり。
原作設定の矛盾や説明不足への後付けな説明は、やはりあくまで理論的(屁理屈ともいう)に行った方がスマートじゃないかと……
▼一言
結構強硬な態度に出ましたね>ヤン召喚・イゼルローン方面軍解体
それだけトリューニヒト政権の政治基盤が原作より強化されているということでもあるのでしょうが、エリヤ君はおくとしてもアル・サレム、モートン、カールセンと、そこそこ「使える」艦隊司令官が複数いて、ヤン抜きでも帝国に対する防衛戦争が成立する見込みが立つのも大きいのでしょうね。
……原作だと救国軍事会議のクーデター鎮圧後における正規艦隊はたったの一つ(第一艦隊)ですから、ヤン召喚はまだしも駐留艦隊解体なんて荒技使ったら、政権どころか同盟そのものにとどめの一撃を与えかねない……
ただ、原作を参考にすると、ヤン自身が査問に嫌気がさして辞表を叩きつける可能性はあっても、政府側から解任に持ち込めるだけのネタがあるかどうかはちょっと疑問ですので、何か隠し球でもあるのでしょうか……と期待してみたり。
(128話程度の記述だと、あからさまな命令違反や規定違反として問答無用の解任に持ち込むにはちょっと弱いので、どうしても政治臭がきつくなりそう)
で、エリヤ君がイゼルローン要塞とイゼルローン駐留艦隊を掌握するよう命令されても……どうにも、シェーンコップやキャゼルヌやアッテンボローやポプランにいいように弄ばれて、逆に掌握される未来図しか思い浮かばないのですがw
(そりゃまあ、チーム・フィリップスの面々も何とかしようとはするでしょうが……チュン参謀長とビューフォート少将にプレツェリ准将といった親父ズに期待するしかないか)
更に、ユリアン少年やキャゼルヌ家のご令嬢達に軽蔑されるという精神攻撃も。
そこはエリヤ提督のこれまでの経験で何とか……なる気がしない……
……ところで、移動要塞は来るのでしょうか……タイミングによっては随分と面白い状況になりそうですな。
投稿者:
甘蜜柑
[2014年 09月 26日 (日) 19時 47分 35秒]
エリヤは良くも悪くも突っ込みやすい上司なんでしょうねえ。
キルヒアイスはあそこで死ななければ、ラインハルト陣営を割ってたと私は思っています。そうなったらなったで面白いでしょうが、さすがに本作では手に余ると判断しました。ラインハルト陣営を割らないためには、内戦終了直後に死ぬのがギリギリのタイミングでした。
大物オリキャラに関しては、必要な役割なのに種々の都合から原作に登場しなかった人に名前を与えただけと思ってください。以上です。
イゼルローン方面軍はこれだけの戦力があれば、必要不可欠ではない。そう判断する余地があるということですね。前の歴史とは大分違います。
どうやってヤンを解任に持ってくつもりなのかは最新更新回で明らかにしました。
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