『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:mujina
[2014年 09月 15日 10時 32分]
▼一言
ヤンは組織運営者として優秀だと思うけど、政治力はないな。一連のクーデターで自分がどれくらい政治的失点を犯しているのか理解できていない。
ヤンの立場って、本来なら遠征の責任をとらされて予備役入り確実なグリーンヒルやキャゼルヌというを擁護している高級将校なんですよね。
しかも現役同盟軍将校のNO3かNO4なので、推進派ではなくとも擁護派の看板でしょうね。
その擁護した人間が問題を犯したら、擁護派を代表して責任を取ることを要求されてあたりまえ。
法令的に裁けなくても、政府の要求はペナルティの一貫として一度は飲むか、きちんと説明して理解を求めないといけない立場だと思います。
原作では気がつかなかったけど、ヤンのクーデター処理は『自分で自分の不始末』を処理しただけだったんだな(汗)
投稿者:
甘蜜柑
[2014年 09月 21日 (日) 19時 55分 59秒]
ヤンはキャゼルヌを絶対に切れない立場なので、「対立ムードを作って、自分や仲間の売り値を釣り上げる」というオーソドックスかつ確実な政治手法を採用して、自派を守ろうとしてるのだと思います。
緊張を高めるというのは、相手を交渉の場に引き出せる力を持った集団が採用すれば、政治的には極めて有効な手段です。
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