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『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想

投稿者:
[2014年 08月 29日 18時 14分]

▼一言
今回のエリヤの功績は二階級特進でもよいだけのものです。ただ、そうすると反乱を防げなかった軍指導部も処分が必要になります。本来ならば、反乱をはじめから察知していたと思われるビュコックとドーソンは降格又は退任させられても文句は言えません。
ビュコック、ドーソンに対して戒告、1カ月の減給。その他の指導部は訓告。反クーデターに最初から参加したエリヤたちは1階級昇進。残りの途中から参加したものは昇進据え置き。一度クーデターに参加したが、エリヤ側の説得に応じたものは降格。はどうでしょうか。

トリューニヒトの言葉である、
「そうとも。全軍を指揮下に収めて、反逆者を討伐するんだ。もちろん、あのイゼルローン方面軍もね」
はイゼルローン方面軍も含めてエリヤの指揮下に収めるようにとのことでしょう。イゼルローン方面軍をクーデター認定したわけではないでしょう。
しかし、今後、ドーソンとエリヤの関係が心配です。エリヤが大将になってしまえば同格になりますが、中将どまりでもライバル認定されるでしょう。また、今後他星系の反乱が収まるまで3つの代行を兼任するとなると通常任務のドーソンらとの職務の整合性をどうするのかも気になります。

蛇足:
「同盟建国以降最大の武勲はダゴンのリン・パオとトパロウルが最高、イゼルローン攻略のヤンがそれに次ぐと思います。」
 ダゴンのリン・パオとトパロウルは帝国が同盟領にはじめて侵入してきたものの撃退であり、ここで撃退できなければ同盟は崩壊した可能性もありますので、確かに建国史上最高の武勲ですね。
 それに対してヤンのイゼルローン攻略はどうでしょう。これは帝国の重要な戦略拠点の無血占領です。これがなくとも同盟政体及び国民には変わりありません。実際はその後、帝国領侵攻があったため同盟に不利益がでましたがそれはヤンの功績には関わりはないです。
 エリヤの首都を制圧されてしまった後のクーデター鎮圧は同盟崩壊を速やかに防ぎ、同盟政体の傷をできるかぎり少なくし、同盟の国民の命を救っています。
 ここまでの大きさのクーデター鎮圧はヤンのイゼルローン要塞奪取に匹敵するのではないかと思われます。ただ、そこを強調するとクーデターを起こされた側の傷を大きくすることになりますので、実際には強調することはないと思われます。



▼返信
投稿者: 甘蜜柑
[2014年 08月 30日 (日) 04時 55分 13秒]

同盟建国以降最大の武勲はダゴンのリン・パオとトパロウルが最高、イゼルローン攻略のヤンがそれに次ぐと思います。エリヤの功績はそれらと比べるとどうなのでしょうか。人事というのは、よほどの独裁者でもなければ基本的に前例を参考にします。

人事は政治です。将官クラスともなると、慎重にならざるを得ませんね。

イゼルローン方面軍もエリヤの指揮下に入るということですね。誤解を招く表現でした。

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