『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:長久
[2014年 08月 28日 20時 43分]
▼一言
反戦派はジェシカ以下を失ったことで影響力の立て直しに時間が掛かりそうですね。
これは同盟にとっては悪しき方に転がるかも。
このまま行けばエリヤの活躍でクーデターの早期鎮圧も叶いそうな状況になってきました。
もし、このクーデターに帝国が関与していたとするとこの展開は予想外だったかもしれませんね。
フェザーンでエリヤを見ても政治屋が持ち上げるだけの底の浅い軍人としか捉えられなかった可能性も高いですから、今後実情以上にマークされるかも。
あと、ハイネセンのクーデターを鎮圧できても、別の反乱拠点が四箇所あるわけで、エリヤは艦隊を率いてその鎮圧に乗り出す必要も出てくるかもしれません。
その際持ち場を放棄して勝手な行動をしているヤン艦隊と遭遇する可能性も。
正規な権限で行動しているエリヤが不正規活動しているヤンに対してどういう行動を取るのか、描写されるとしたら読んでみたい気がします
投稿者:
甘蜜柑
[2014年 08月 30日 (日) 03時 50分 45秒]
原作では反戦派は最後まで立て直せなかったようですね。反戦派のレベロ政権がオリベイラやロックウェルといったトリューニヒト政権のブレーンを起用していることから、かつて国論を二分していたはずの反戦派は、主戦派の信用が落ちきったバーラトの和約以降でも単独政権を作れないことが推察できます。スタジアムの虐殺でジェシカを失ったのは、反戦派にとって本当に大きな痛手だったのでしょう。
ラインハルトは「成功すれば儲け」ぐらいのつもりでクーデターをやらせたと思います。原作の救国軍事会議が頑張りすぎただけで、数日での鎮圧は予想の範囲ではないでしょうか。むしろ、成功の部類に入ると思います。体制の再編成に時間を取られますからね。
たとえば、二.二六事件はクーデターとしては四日間で鎮圧されましたが、陸軍に致命的な打撃を与えました。事後処理や体制の再編成に数ヶ月を費やしました。一線級の将官クラスが多く現役を去り、古荘や山下や村上といった将来のトップ候補も傍流に追いやられ、経験が充分でない人材を穴埋めに抜擢せざるを得ませんでした。おかげで陸軍は終戦まで将官人事のやりくりにかなり苦労しています。
地方反乱はどうなるのか、それは今後の更新にご期待ください。
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