『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:タイタン
[2014年 07月 06日 17時 23分]
▼一言
またトリューニヒトは厄介な人事話しをエリヤに持ち掛けたなぁ。一つ間違えば兵士達に2人の司令官と2つの司令部が存在していると、誤認されてしまう。いや、間違いなく兵士達はそう認識する。一方は軍の実戦部隊三大実力者の1人で、もう一方は国の最高権力者の寵児だ、兵士達はどっちの指揮命令に服すべきか迷う事になる。そして2つの司令部はこっちの方が権威が上だと対立しあう、その先は嫌でも指令機能の低下だ。トリューニヒトは軍を押さえつけようとする余り、帝国軍がイゼルローン要塞を失った愚を繰り返そうとしている。
何気にオーベルシュタインのNo.2不要論に通じる話しだなあと感じた。
憂国騎士団がロボス退役元帥宅を放火したが、中々思い通りに自分の権威に服さないヤン、ビュコック、ルフェーブ
ル提督らへの警告も含めた見せしめとして、憂国騎士団にロボス退役元帥宅を放火しろと命じたのは単なる邪推だろうか・・・・
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