『亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:タイタン
[2014年 06月 22日 07時 31分]
▼一言
むしろ今後は帝国・同盟内で混沌化が進む気がする。
帝国内では同盟人が解放されたイゼルローン回廊を使って帝国中にアーレー・ハイネセンが唱えた(自由・自立・自主・自尊)思想や民主主義を持ち込もうとするだろう。
同盟内では帝国系が自分達の政治的権利拡大を狙ってヴァレンシュタインを核にして政治活動を目論むだろう。
帝国は未だに民主主義を認めず共和主義者弾圧政策を否定しない。
そして帝国は同盟人が帝国内に持ち込もうとする民主主義やアーレ・ハイネセンの四つの思想を阻止し続ける。
当然の事ながら同盟人や帝国内の反体制派や共和主義者は帝国政府や現政権と対立するだろう。
同盟内では帝国系が自分達の政治的権利拡大を狙いヴァレンシュタインを自分達の政治指導者として担ぎ出すのは時間の問題だ。
帝国系に取って自分達から同盟の最高権力者を誕生させる絶好の機会の誘惑は大きい。
これに対して同盟保守派や反帝国主義者は猛反発擦るだろうふざけるなと。
今まで戦争で抑えられてきた感情的対立が帝国・同盟両国内で噴出する。
さて、ワイドボーンとヴァレンシュタインは帝国・同盟の未来は明るいと楽観視しているようだが・・・・
だが本当にその楽観視は当たっているのだろうか?
ホアン・ルイはこの後の混乱を見越した上でヤンを自分の政党に抱え込む気でいるのかな?
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