『亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:tukiyomi
[2014年 06月 11日 22時 27分]
▼一言
更新お疲れ様です。
何というか・・・ココアさんがヤンに対してキレ気味なのも無理ないですわな。
ヤン自身和平に対して前向きなんですけど、ヤンですら「帝国が同盟に敬意を払う」ことを当然のように考えているし、一歩間違えると政治生命を失いかねない状況でありながらも、和平に向けて尽力している帝国上層部にも無関心。
和平を可能な限り維持しようと尽力しているココアさんにしてみれば「お前本気で和平を結ぶ気あるのか」と怒鳴りたくもなる訳です。
原作でもそうなんですが、ヤンは理想を語ることはしても、その理想を現実世界で実現させるために自ら動こうとはしないんですよねえ。
ラインハルトへの仕官を断ったのは別としても、人柄としては高潔であるレベロの手助けをするだけでもまた違った(在野の立場で帝国と同盟のパイプ役をするとか)未来があったはずなのですが、当人は勝手に軍勢離脱させた挙句、それに対するフォローを碌にしていないという最悪な事していますし。
今回の一件で、ヤンのココアさんに対する感情的な反発が強くなる可能性もある訳ですが、これがあまりにすぎるようだと、ココアさんはともかくとして、政治家連中がヤンを排除する可能性高いでしょうねえ。
ヤンの代わりはココアさんが出来ますけど、ココアさんの代わりはヤンは出来ないんですから。
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