『亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:斜め読者
[2014年 06月 07日 22時 49分]
▼一言
君主制、貴族制、民主制、それぞれの政体が腐敗、堕落すると独裁制、寡頭制、衆愚制になるだけで民主制が他よりマシというわけでもない気がするが……どうなんでしょ?
民主制が受けがいいのは民衆の権利が一番保障されているからではないかと。
ただ民衆が堕落すると自由や平等を表裏一体である義務や責任から逃れるための方便として使うようになったり、
地位や身分、年齢性別に応じた、道徳や礼節、品性、知性、教養等を求める伝統的な慣習を時代遅れ、ダサいと言って尊重しなくなって民度の低下や利己主義の正当化といった問題が表出する。
悪自由、悪平等の抑制という仕組みが必要だと思うが民主制にはそれが足りない。
もっとも解決策は自分なんかの頭では浮かばないけど……
それと政体にかかわらず民衆が天才やら英雄、強い指導者などを好んだり待望するのは民衆がもつ他力本願な性質を表してる気がする。
少数の傑出した人物に理想を仮託して面倒は丸投げしたいという大衆の性格を。
独裁者って周りの依存心によって生まれるんじゃないかなーなんて思ったりしました
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