『亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2014年 05月 24日 15時 03分]
▼一言
原作を見ても、今作を見ても、ヤンの意見はあくまで主権者である国民が主権者であることに自覚と誇りを持って行動できる事、民主共和政が理想的に運用されている事が大前提になっているので、現状には全くそぐわない理想論でしかないのでしょう。
結局の所、ヤンは思想家でしかないのだと思います。
どんなに現状を把握できても、問題を認識できてもそれを嘆くだけで、変えるだけの力が無いという所は、フリードリヒ四世と近いのではないでしょうか?
原作でのラインハルトとヤンの、今作でのヴァレンシュタインとヤンの決定的な差は、現状を打破する為に動いたか、そうでないかだと思います。
このままだとヤンは単に不満と不安を口にするだけの評論家になってしまいそうなので、この際、ヤンにも責任のある立場を押し付けるのも一興かと・・・。
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