『真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾』への感想
投稿者:黄金拍車
[2014年 05月 23日 12時 49分]
▼一言
あれ?
たしか儒教だで火葬ってやばくないか?
土葬じゃなかった?
投稿者:
遊佐
[2014年 05月 23日 (日) 20時 03分 19秒]
感想ありがとうございます。
確かに古来より中国では儒教の土葬が主流でした。
ですが、そのために浅い場所での土葬や戦乱による遺体の放置など、遺体の腐敗による疫病が蔓延していた問題があります。
その関連性は近代まで解明されず、そのために多くの疫病の死者を出してきた歴史があります。
そして盾二は約1800年後の未来から来て、その関連性に気づいています。
そのため黄巾の章を始め、敵味方の死体は極力焼いて埋めるよう指示をしています。
ゆえに劉備軍の将や兵たちの儒教観念はかなり薄れており、今回梁州の葬儀の形態として位置づけるようにしました。
また、当時は儒教ですが五斗米道などの新興宗教による道教の派生、インドからの仏教の伝来など、葬儀の形態も地域ごとに変化していっています。
儒教自体も洛陽周辺ならば儒教の信仰も厚いのですが、北部では主に風葬が多く、南の東南アジアやインドと交流ある場所では、風葬・鳥葬・土葬・火葬など様々に価値観の変化がありえるだろうと判断しての内容になっています。
ちなみにチベットでは鳥葬(中国では天葬)、インドはヒンドゥーは火葬や水葬、インドネシアの風葬など、他地域の葬式の形態が流入して南部周辺では土地ごとに混合していた記述があったので、それを参考にしています。
また、三国志演義では劉備の妻、甘夫人は埋葬されたり、アニメのオリジナル夫人の香蘭は、河に遺体を流されたりと様々な葬儀の形式で表現されています。
まあ、簡潔に言えば上記のとおりですが、もっと簡素に言ってしまうならば……『外史における改変』としといてください。
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