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『亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2014年 05月 18日 12時 14分]

▼一言
こと政治に関して言えばヤンは民主主義国家ではなく、民主主義国家への変革を余儀なくされている専制主義国家に属すべきだと思う。何故ならヤンは政治に対して潔癖症過ぎる傾向が有るから。
多分ヤンは委員会に入っても役に立たないでしょう。ヤンに能力が無いのではなく、ヤンの政治への潔癖症が邪魔をして短期的利を求める同盟議会やヴァレンシュタインと衝突ばかりを繰り返して、最終的に俺はもう知らないと委員会を辞任するのが目に見えているから。一方ヤンが今の帝
国に属すれば、帝国の現政権や改革派に重宝される事は間違いないでしょう。彼らにしても、帝国の病巣は根深く短期的な解決は不可能て解っているはず。深謀遠慮のヤンの事だから、助言を求められれば何十年に渡る国家改革案を提示し緩やかに立憲君主制への制度変更を薦めるかと。少なくとも今の同盟政府と同盟議会、そしてヴァレンシュタインではヤンを生かす事は出来ない。ヤンを政治面で生かせられ活用出来るのは、国を救う為なら全てを投げ捨てても構わないと覚悟を決めたブランシュバイク公、リッテンハイム公の二人だけかと。



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