『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:tukiyomi
[2014年 04月 30日 02時 40分]
▼一言
更新お疲れ様です。
治安維持作戦とゲリラ活動に共通するのは、地元住民の支持をより多く得られるかなんですよね。
今回のケースでは、ゲリラを支持する人間は存在しない訳ですけど、だからといって治安維持側が地元住民にそっぽを向かれることをすれば、積極的な支援を得られず苦労することになりますし。
そういった点では、ルグランジュ少将の判断は正しかったと言えます。
ヤンについては、色々と難しい人と言えるかもしれません。艦隊司令官として部下への責任感は多分にあったし、個人として誠実なのも間違いはない。
しかしこの人は肝心要な所で、中途半端にしか行動しない。バーミリオンの停戦はともかく、メルカッツを落ち延びさせるのならば、戦後にその後の事を執り行わないといけないのに、自分は退役して何もしないで事態を悪化させ、国を滅ぼすことになる。
原作後半の戦役は、ラインハルトの好戦性とヤンの無責任さが化合してできた代物(ユリアンは完全に尻拭いですね)と考えていますので、第6巻以降の彼はどうにも好きになれんのですよねえ。
しかし、ドーソンとクブルスリーがクローズアップされれば、そりゃあロボスもあせりますわな。
シトレは子飼いのクブルスリーなのでまだ影響力残せますが、ロボスは何もないんですもの。
アスターテ会戦の足音が聞こえてきましたが、前線部隊の慢心とロボスの焦りは、同盟にとって不運を招きかねない状況に陥りそうです。
投稿者:
甘蜜柑
[2014年 05月 01日 (日) 02時 11分 53秒]
今回の更新で書いたように、地元の協力が得られないと面倒なことになります。
ヤンは原作の主要登場人物では一番軍人らしい性格の持ち主です。軍事の範囲外では中途半端になるのもやむを得ないかもしれません。
ロボスは後継者がいないんですよね。しばらく自分で頑張らないといけない立場です。
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