『亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2014年 04月 24日 03時 37分]
▼一言
結論から言えばヤンとヴァレンシュタインの共存は、ラインハルトとヴァレンシュタインの共存よりも無理だと言うしかない。
何故ならどんなに優れた専制政治寄りも腐敗した民主主義の方がまだ増しと考えるヤンからしたら、ヴァレンシュタインの様な暴君的独裁者気質を強く持つ者は忌避か排除の対象にしかならない。
実際にヤンはヴァレンシュタインへの警戒心を隠さない。むしろヴァレンシュタイン本人に、自分の警戒心を見せ付ける事でヴァレンシュタインに自制を促していると言えよう。だが時間が立つに連れて、バクダッシュやローゼンリッターを子飼いの部下にしトリューニヒトやシトレの全面的な後押しを受け、ヤンや他の艦隊提督達を見下す姿勢と言動が目に付き始め暴君的独裁者気質を全面に出し始めて来た。ヤンに取って憂慮すべき事態で有り、早急に他の艦隊提督達と手を組んで早急にヴァレンシュタインを同盟軍から排除するか、謀殺しなければならない事態ではないのだろうか。もしヤンが恩師シトレを気にする余り、何も出来ないのならさっさと同盟軍を辞めて帝国に自分を売り込んで帝国に身を寄せた方が良い。
独裁者ヴァレンシュタインの暴風雨が同盟内で吹き荒れれば同盟は急速に弱体化し、泥沼の内戦が起きる。同盟がどうしようもなくなった後でヤンが掃除人として乗り込むのも悪くはなかろう。その頃になれば、ヴァレンシュタインは誰かに殺されているだろうから。
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