『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2014年 04月 16日 19時 59分]
▼一言
トリューニヒトが諦めたのは、「非凡であること」ではなく、「アーレ・ハイネセンの理想を実現すること」だったのかもしれません。
「この世に生きている人間の大半は、所詮、アーレ・ハイネセンが望んだような、『賢明で理性的な市民』にはなれない。自分の目の前のことだけで精一杯で、国のこと、人類のことまで考える余裕が無い。アーレ・ハイネセンの理想は、結局は、実現不可能な絵空事にすぎなかったのだ」と、判ってしまったのかもしれない。
それでも絶望してはいけないと考えて、たどり着いた結論が、エリヤ君に語った思想だったのかも。
投稿者:
甘蜜柑
[2014年 04月 17日 (日) 02時 53分 56秒]
ハイネセンの理想は、同盟という国家にとっては呪いだったと思います。自由であれ、賢明であれ、理性的であれ。これほど強い呪いはありません。
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