『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2014年 04月 14日 00時 14分]
▼一言
「すべての物事にはプラスの面とマイナスの面が有り、どちらか一方だけを取り上げて持ち上げたりおとしめたりするのは不当」
大人なら誰でも知っている筈なのに、忘れがちなことです。注意しなければいけませんね。
「司令部内の不和をこのまま放置するわけにいかない」
もっともなことですが、原作でも言われていた通り、「ある集団の中に、異種の思考や価値観の持ち主は不可欠」なんですよ。
そうしないと、独善ないし盲信の集団と化すおそれがある。暴走して、止まらなくなるおそれがある。
軍人の、武人の集団の中には、ヤンやオーベルシュタインのような、ある意味で醒めた、合理主義者が居てくれなければ困る。
ヤン艦隊のような、ノリの良い集団の中には、ムライ参謀長のような、謹厳実直な人物が居てくれなければ困る。
ドーソンの司令部に必要なのは……司令官の面子を潰すことなく、彼が見落としたことを指摘出来る人物ではないでしょうか。
エリヤ君自身がそれになれると良いのですが。
投稿者:
甘蜜柑
[2014年 04月 17日 (日) 01時 46分 56秒]
ドーソンは異質な思考や価値観の持ち主を受け入れることができないとエリヤは見切っているのです。見切った上でイエスマンを揃えるのがベストと判断したのでしょう。オーベルシュタインやムライも度量ある主君に恵まれなければ、単なるトラブルメーカーですから。
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