『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:tukiyomi
[2014年 04月 13日 23時 12分]
▼一言
更新お疲れ様です。
今回は派閥の功罪面と、同盟・帝国の参謀システムのメリット・デメリット面での考察ですか。
参謀システムの説明についてはおっしゃる通りなのですが、同盟側のシステムが「司令官が馬鹿だとどうにもならない」のに対し、敵国側は「司令官が馬鹿でも参謀が優秀ならなんとかなる」側面もあります。
実際、第一次大戦の場合、戦術レベルにおいて、硬直しきってどうにもならないフランス(同盟の参謀システムの元ですね)に対し、ドイツは司令官の無能を参謀側の横の連結でカバーすることに成功しています。
まあ参謀が実質的にその職務における指揮官となり、結果的に上級司令部の意見を無視する弊害も出てしまいましたが(その弟子筋の日本陸軍は顕著でした)
そうした観点で見ると、戦術レベルでの部隊指揮のムラのなさは帝国側にあるのかもしれません。あくまで戦術レベルではですが。
あと、ラインハルトの旗下の提督たちが、一流の戦術指揮官ばかりなのって、この説明読む限り納得。
そりゃあ参謀が頼れない以上、指揮官の戦術能力に頼らざるを得ない訳ですわな。
投稿者:
甘蜜柑
[2014年 04月 17日 (日) 01時 37分 12秒]
帝国軍の場合は家柄で選ばれる指揮官を参謀で補正する必要があったのでしょう。同盟軍は無能な人材が昇進しにくい人事制度なので、指揮官の裁量を大きくする制度を採用したのでしょう。
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