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『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2014年 03月 03日 22時 08分]

▼悪い点
なんかパラレルが過ぎると、同盟が救われてもカタルシスがなくなりますよね

▼一言
射撃が上手くなった、というのは何かの伏線ですか?


▼返信
投稿者: 甘蜜柑
[2014年 03月 03日 (日) 22時 30分 00秒]

現時点では原作の流れを動かすような重要な歴史改変は起きていません。カイザーリングが自決して汚名のエピソードが潰れたぐらいですが、これはあってもなくても今後の歴史の流れが変わらないエピソードです。歴史の流れ自体は本編とほとんど変わっていなくて、他のSS書きの方と比べて改変が少なすぎることを問題視されるんじゃないかとすら思うほどです。

登場人物に関しましては、本作のクリスチアンは原作でスタジアムの虐殺を引き起こしたクリスチアン大佐の若き日の姿ですし、本作のアンドリューは原作で同盟軍を敗北に導いたフォーク准将の新米士官時代の姿です。ロボス大将やドーソン准将も原作と同一人物で根本的な人格にはまったく改変がありません。

自由の夜明け作戦は同盟領の相当奥にあるエル・ファシルが陥落していたことから、エル・ファシルからイゼルローン回廊に至る地域を奪還しなければ、792年にイゼルローン攻防戦を起こすことができないと考えて挿入しました。エル・ファシル奪還戦も原作の何処かで起きているのは間違いないと考えて挿入しています。むしろ、原作通りに歴史を進めるための補完として挿入しました。

視点1つの違いで世界はパラレルに見えてしまうということなのではないでしょうか。

射撃はいずれ回収するであろう伏線です。

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