『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2014年 02月 23日 17時 16分]
▼一言
”かつての故郷はもう失った”のだと考える程追い詰められて軍に復帰した実家に帰った後の故郷での人間関係(それだってエリヤの特殊な事情の所為で彼の心情からくる葛藤であって、別に家族や周囲が悪いわけではないし)を除けば、エルファシル脱出直後の対応時にエリヤのスケジュール管理等を受け持ったクリスチアン達に始まり、新しい赴任先、勉強等を見てくれた人々、少尉に任官してから配属された部署の人々等、これまでエリヤは周囲にとても恵まれてきたので、現在の状況は本当に困っていると思うし、非常に気分の重い環境だと思う。
でもあのまま調子よく進み続けるよりは、ここで一度”今までは本当に恵まれていたんだ”と認識できる状況になったことはエリヤにとってはとても良い事だと思う。
あのままだと警戒心などはまるで持てないまま、相手によっては良い様に利用されるだけで終わった可能性は非常に高そうだし。
ここでただ流されるままのお人形で終わるか、そこから何かを得て一歩踏み出すのか、エリヤにとって士官になってからの最初の試練の時が今、来たのだと思う。
投稿者:
甘蜜柑
[2014年 02月 24日 (日) 22時 52分 05秒]
エリヤは目上から可愛がられるけど、可愛がってくれる目上がいなければ手も足も出なくなるという欠点があります。僚友に支えられ、目下から持ちあげられるようにならないと一人前にはなれません。まだまだ苦労しそうです。
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