『亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想
投稿者:pip
[2013年 12月 22日 15時 29分]
▼良い点
原作知識なんて言えませんものねぇ
ただし原作知識を元にして考察し、人間の能力を見抜けるようにはなりますね
何人かの優秀な人間、それもタイプが違う人間をあらかじめ知っておける。
それなら日頃の行動、会話、人脈、経済投資などいくらでも人物評に使える材料は公開されてます。
少女の頃から周りの貴族令嬢と違っていることは原作でも書いてあるので、それなら気にかけて調べていたという考察はできますね。
そもそも父親が事件に関わっているのですから、どんな人物か調査しておいたと言われれば、当然ですねと返答するしかないですし。
▼一言
人物を掘り下げると、意外と原作の人物に別の面が見えてきますね。
仲間を作ることができず、部下しか作れなかったラインハルト。
そんな人物が果たして部下の兵卒に信頼されるものでしょうか。
書類仕事はできてたんでしょうか。
その書類を日常処理する文官や官僚から好意的な人物と見てもらえていたのでしょうか。
社会人になればすぐに分かりますが、人物的に好まれない存在は優秀でも結果がついてこないことが出てくるんですよね。
上司、同僚、部下、取引先、委託先。
そこにいるのは感情を持った普通の人間たちばかりなので。
オーベルシュタインのような人間が優秀と言っていいのは、中世まで。
それ以降は人間としての能力が低すぎて組織で使い物になりませんね。
まあ、社会生活をしてないとそのあたりはわかりませんが。
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