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『銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません』への感想

投稿者:tukiyomi
[2013年 11月 03日 14時 33分]

▼一言
更新お疲れ様です。

テレーゼ嬢、結果はある程度予測していましたけど、現実を突きつけられるとやはり苦悩しますよねえ。
オーベルシュタインにとっては、犠牲者は数字でしかない訳ですけど、テレーゼの場合は数字の後ろにあるものも見据えている訳ですから。
こういう苦しみをこれからも背負っていかないといけない訳で、ここら辺が戦場での被害を軽視していたラインハルトととの違いですよねえ。

で・・・相変わらず謀略はえぐいというかなんというか。
同盟側を疑心暗鬼にさせることもさることながら、もう一つ重要なのは、フェザーン側に「皇女はぺらぺらと情報をしゃべる存在=それほど大した存在ではない」と思わせこんでいる事ですよねえ。
黒狐からすれば、皇女は「重要な情報源」という第一印象が出来てしまった訳で、これでは警戒感を持てというのが無理でしょう。(皇女からの情報がフェザーンの利になっているから猶更)

原作知識持っている者の強みって「正確な情報を知っていることでそれへの対応策が瞬時に決定できる」なんですが(勿論、原作知識に引きずられて誤った解を出す危険性もありますが)そうしたことを知らない黒狐にとっては「優秀なスパイ網構築」が遥かに説得力ありますしねえ。


▼返信
投稿者: 三田太兵衛
[2013年 11月 05日 (日) 21時 09分 37秒]

ご感想ありがとうございます。

実際現代人にして見れば、自分行動で数十万が消え去る訳で、重圧が凄まじいですからね、けど為政者に成った以上はそれに向き合わねば成らない。

オーベルシュタインは憎さだけで動いてますからね、死者は所詮数字でしかない、所謂門閥貴族と違いがない精神状態ですよね。

ラインハルトも全く代わらない、結局は貴族の考え方なんですよね。

謀略で被害が減るなら、金かけてでもやるべきですからね。何も正面決戦でドンパチする事が戦争じゃない訳ですから、謀略も経済攻撃も立派な戦略ですからね。


徹底的に無害を演じる事で、実情は霞の彼方ですから、正体を知った際の敵対者の驚きがどれ程のものになるやら。

原作でも、イゼルローン方面からのスパイ網が陥落で全滅とかありましたからね。
少なくとも、スパイ網は存在したはずなんですよね。
今回のは完全に嘘八百ですけどね。

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