『銀河転生伝説 〜新たなる星々〜』への感想
投稿者:雷帝
[2012年 09月 24日 09時 01分]
▼一言
えー……
何でしょう、この無能の集団は
最初に拝見した時、そんな印象を受けました
帝国軍の損害の規模ではありません
勝敗でもありません。勝ち負けは戦いの常です
まあ、最初にそもそも同格の大将三人で艦隊派遣する時点で問題なんですが……普通ははっきりとした上に立つ指揮官を任ずるものです。上級大将なりを一人でもいいから送るべきでしたね
ホーランドがビュコックの命に従わなかったように同じ階級の場合は遠慮も出てしまいますので命令系統が一応の総司令官は決めていてもややこしい事になりかねないので
ですが、問題なのはこいつら……「指揮官の義務」も「陽動作戦の意義」も何も分かってねえ、って事です
指揮官の義務とは「勝つ事」と「兵士を生きて帰らせる事です」
後者は単純な人道の意味合い以上に戦場の経験を積んだ兵士を少しでも多く生きて帰す事が戦力の増強に繋がるという意味合いもあります
しかし、この帝国軍の指揮官達は違います
同盟より優秀とありますが、全滅するまで戦うという時点で彼は「勝つ事」も「兵士を生きて帰らせる事
」も放棄してしまっています
「勝つ事」とは自分の艦隊が勝つだけではありません。この場合、帝国軍全体が勝つ事も意味しています
クラフストはこの場合、自身が殿を務め、副司令官に先導を命じて可能な限り多数の味方を逃がすべきでした
そうすれば、その離脱した艦隊が再編なればそのまま帝国軍の予備部隊となっていました。つまり「勝つ事」の可能性をあげていたのです
例え、離脱出来た艦隊が5000だったとしても、5000隻の予備部隊がいれば帝国軍の戦いはまるで変わっていたでしょう。そもそもロアキア側はどんなに見積もっても総数37000隻、うちテンボルトに5000から1000減って4000、ここに20000。テンボルトの後詰に5000は必要でしょうからそれを考えるとどんなに財布を逆さに振ってもロアキア側は1万に満たない増援しか得られない訳です
ここに5000の予備部隊がいれば、もし予想外の増援があったとしても、それを一時的に食い止める余裕があると判断出来た分、あの場面で焦る事もなかったでしょう
つまり、「指揮官の義務」を理解していなかったんです
「陽動作戦の意義」とは、敵の主力部隊をおびき寄せる事自体が功績なのだという事です
すなわち、オリアスの艦隊をこの場に引き出した時点で彼らは功績を立てているのであり、これが主攻略方面ではない陽動部隊である以上、少しでも長く敵主力艦隊をこの地に拘束するのが仕事です
別に撃破しなくても、オリアスの2万の艦隊がこの地に長期間釘付けにされるだけで、彼らは昇進に値する大きな功績を立てているんです
極端な話、一度も砲火を交わす事なく漫然と対峙し続けていても問題ないのです。その間に主力部隊は優秀な指揮官達を回しているオリアスの艦隊がいない間にどんどん攻め込める訳ですからね
なのに、焦って撃滅を狙った挙句、全艦艇の50%を超える大損害……ぶっちゃけ「無能が」と吐き捨てられても仕方ないですよ、今回のこの帝国軍の三人の大将達
投稿者:
使徒
[2012年 09月 24日 (日) 19時 28分 31秒]
彼ら三人はロアキアからの寝返りor鞍替え組ですからね。
なんとか手柄を立てたかったのでしょう。
もしくは、同じロアキア人してオリアスと共倒れさせる帝国上層部の策略か。
まあ、本当のところは「アスターテで残り二個艦隊が合流していた場合」を再現してみたかったという神の手………。
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