『銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2012年 09月 23日 16時 24分]
▼悪い点
第三十八話 新年を迎え(いよいよあと)半年で任官だ(、)
正月(ぐらい)家で過ごせとの士官学校の計らいで家に帰って(き)たのが12月29日
クリスマスも終っていたが(、)市内の店で親父とお袋、
そして(もっとも大事)なエヴァにプレゼントを買って帰った。は
新年を迎え(て後、)半年で任官だ(。)
正月(は)家で過ごせとの士官学校の計らいで家に帰って(来)たのが12月29日(。)
クリスマスも終っていたが市内の店で親父とお袋、
そして(最も大切)なエヴァにプレゼントを買って帰った。
まあ士官候補生だから親父とお袋へのプレゼントは(たい)した金額じゃなかったが(、)
エヴァへのは何を買おうか迷った(あげく、)
可愛い人形を買って(いった)。は
まあ士官候補生だから親父とお袋へのプレゼントは(大)した金額じゃなかったが
エヴァへのは何を買おうか迷った(挙げ句、)
可愛い人形を買って(来た)。
エヴァは非常に喜んでくれたが(、)
俺はもう一歩踏み出せず、
卒業したら結婚して(くれ)と言えなかった。
俺(の)意気地なし。は
エヴァは非常に喜んでくれたが
俺はもう一歩踏み出せず、
卒業したら結婚してと言えなかった。
俺(は)意気地なし(だ)。
翌日は遅めのクリスマスパーティーだった(、)
お袋とエヴァが腕によりを掛けて作ってくれた料理は絶品で(、)
コッソリ持ち出した親父秘蔵のワインを開けて飲んだら親父が泣きそうに(なったが、)は
翌日は遅めのクリスマスパーティーだった(。)
お袋とエヴァが腕によりを掛けて作ってくれた料理は絶品で
コッソリ持ち出した親父秘蔵のワインを開けて飲んだら親父が泣きそうに(為ったが、)
親父もグラスを(ひったく)って飲み始めていた。
エヴァはにこやかにその姿を眺めていた(、)は
親父もグラスを(持)って飲み始めていた。
エヴァはにこやかに(、)その姿を眺めていた(。)
良い雰囲気だ(、此)こそ家族というものだよ(、)は良い雰囲気だ(。此れ)こそ家族というものだよ(。)
新年が明けて親父と話したりエヴァとお袋と一緒に買い物(の)行ったりしながら(、)
休暇を過ごし幸せな(日々を送っていたのだが、)
思い(が)けない事が起こってしまった。は
新年が明けて親父と話したり(、)エヴァとお袋と一緒に買い物(へ)行ったりしながら
休暇を過ごし(て)幸せな(毎日だったが、)
思い(掛)けない事が起こってしまった。
1月3日朝食を取りながら親父と話していると(、)
家の前に黒塗りの超高級だと判る重厚な地上車が止まり、
中から立派な身(なり)をした男が降りて(き)た。は
1月3日(、)朝食を取りながら親父と話していると
家の前に黒塗りの超高級だと判る重厚な地上車が止まり、
中から立派な身(形)をした男が降りて(来)た。
俺は嫌な事を考え始めていた(、)
親父も同じ考えのよう(だ)顔色が悪い。
(ほんの数年前)同じような事が下町で有った事(、)は
俺は嫌な事を考え始めていた(。)
親父も同じ考えのよう(で)顔色が悪い。
(2年前に)同じような事が下町で有った事(。)
皇帝陛下の寵姫を探す為に宮内省の(役人)が年若く可憐な少女を求めていった事、
(そして)その少女が現在は皇帝陛下の寵姫としてグリューネワルト伯爵夫人と呼ばれている事。
そして(献上した役人)は(大変な褒美を貰い伯爵)夫人の執事に成って出世した事を俺も知っている。は
皇帝陛下の寵姫を探す為に宮内省の(職員)が年若く可憐な少女を求めていった事、
その少女が現在は皇帝陛下の寵姫としてグリューネワルト伯爵夫人と呼ばれている事。
そして(夫人を連れて来た職員)は(多額の賞与金を渡された後は)夫人の執事に成って出世した事を俺も知っている。
今年(度)幼年学校から士官学校(生徒)に(な)った(者)達から聞いた話を思い出した。
噂によると伯爵夫人の弟は(大変な乱暴者で何度も問題を引き起こし放校)寸前に何度も成りながら、
その度に伯爵夫人の懇願で許されているらしい。は
今年(、)幼年学校から士官学校に(入)った(生徒)達から聞いた話を思い出した。
噂によると伯爵夫人の弟は(何度も問題を引き起こした大変な乱暴者で退学)寸前に何度も成りながら、
その度に伯爵夫人の懇願で許されているらしい。
極点的な成り上がり者のパターンだと(、)
貴族の生態に詳しい(、)
親父に話したらそう解説してくれた。は
極点的な成り上がり者のパターンだと
貴族の生態に詳しい
親父に話したら(、)そう解説してくれた。
自慢ではないがエヴァは町でも噂の美少女だ(、)
しかも今年15(歳)、グリューネワルト伯爵夫人が寵姫になった年(齢)と同じだ。
宮内省の(役人)がエヴァの噂を聞き(つ)けて(奪い)に来たのか!は
自慢ではないがエヴァは町でも噂の美少女だ(。)
しかも今年(で)15(才)、グリューネワルト伯爵夫人が寵姫になった年(令)と同じだ。
宮内省の(職員)がエヴァの噂を聞き(付)けて(攫い)に来たのか!
覗いてくる(、)は覗いてくる(。) 馬鹿エヴァ顔を出(すな)!は馬鹿(、)エヴァ(。)顔を出(さないで)!
俺は叫びたくなった(、)エヴァが(奪われる)俺が誰より愛しているエヴァが遠くへ行ってしまう!は
俺は叫びたくなった(。)エヴァが(攫われる。)俺が誰より(も)愛しているエヴァが遠くへ行ってしまう!
お袋は俺と親父の顔を見てそして外を見て驚愕の表情をしている(、)
エヴァはいきなりの事で未だ(よく)判らないようだ(、)
あの事件の時エヴァは未だ子供だった詳しく(は)知らないのだろう(、)は
お袋は俺と親父の顔を見て(、)そして外を見て驚愕の表情をしている(。)
エヴァはいきなりの事で未だ判らないようだ(。)
あの事件の時(、)エヴァは未だ子供だった(から)詳しく知らないのだろう(。)
頼むエヴァ(直ぐに)部屋に逃げ込んでクローゼットに隠れて(くれ)!は
頼むエヴァ(。早く)部屋に逃げ込んでクローゼットに隠れて!
お袋はエヴァの腕を握り(しめ)真っ青な顔をし(始め)ている。
この異様な雰囲気に(やっと解り始め)たのか、
エヴァの顔から笑顔が消え(、)俺に縋るように泣き顔に(なっていった)。は
お袋はエヴァの腕を握り(締めて)真っ青な顔をしている。
この異様な雰囲気に(気付い)たのか、
エヴァの顔から笑顔が消え(て)俺に縋るように泣き顔に(成って行った)。
エヴァが(連れ去れ)れるなら(、)
何もかも捨てて叛徒の元へ亡命してでもエヴァを守る!
俺は最早そう考えるように(なっていた)。は
エヴァが(攫わ)れるなら
何もかも捨てて叛徒の元へ亡命してでもエヴァを守る!
俺は最早そう考えるように(成っていた)。
4人での逃避行だ無事(たどり)着けるか判らない(、)
親父が悟ったように『ウォルフ2人で行くんだ』と俺に言って(きた、)
お袋も同じように頷いている(、)は
4人での逃避行だ(。)無事(に辿り)着けるか(は)判らない(。)
親父が悟ったように『ウォルフ(、)2人で行くんだ』と俺に言って(来た。)
お袋も同じように頷いている(。)
親父とお袋を捨てて俺(たち)だけで逃げる訳には行かない(、)
きっと2人(とも)不敬罪で(処)刑(されるだろう、)
そんな薄情な真似は出来ない(、)逃げるなら4人一緒だ!は
親父とお袋を捨てて俺(達)だけで逃げる訳には行かない(。)
きっと2人(は)不敬罪で(死)刑(に成る。)
そんな薄情な真似は出来ない(。)逃げるなら4人一緒だ!
そうしている(うち)に(、)玄関のベルが鳴り響いた。は そうしている(内)に玄関のベルが鳴り響いた。
(母が亡くなったあとたった1人で)育ててくれた父が(戦死し一人ぼっち)になった私を親戚の(お)家で引き取って
もらえるなんて嬉しかった。は
(母が亡くなった後、たった1人で)育ててくれた父が(戦死し、1人)になった私を親戚の家で引き取ってもらえるなんて
嬉しかった。
12(歳)の時ウォルフ様が士官学校の(お)休みで(お)家へ(帰ってきて) は
12(才)の時(、)ウォルフ様が士官学校の休みで家へ(帰って来て)
あの日以来私はウォルフ様に恋していたのです。は あの日以来(、)私はウォルフ様に恋していたのです。
新年を(ウォルフ様みんな)と楽しく過ごしていた(、)は新年を(皆)と楽しく過ごしていた(。)
1月3日朝台所で朝食の準備をしていた(とき)、は1月3日(の)朝(、)台所で朝食の準備をしていた(時)、
何かと思ってお母様と覗くと(、)ウォルフ様とお父様が真っ青な顔をして此方を見ているのです(、)は
何かと思ってお母様と覗くとウォルフ様とお父様が真っ青な顔をして此方を見ているのです(。)
私は(いったい)何が起こったのかさっぱり判りませんでした。は私は(一体)何が起こったのか(、)さっぱり判りませんでした。
お父様がウォルフ様に真剣な表情で何か仰っています(、)お母様が頷いて(、)其れを見たウォルフ様はとて悲しそうな顔なさいました。は
お父様がウォルフ様に真剣な表情で何か仰っています(。)お母様が頷いて其れを見たウォルフ様はとて(も)悲しそうな顔(を)なさいました。
そうしている(うち)に(、)玄関のベルが鳴り響いたのです。は そうしている(内)に玄関のベルが鳴り響いたのです。
私は造園技師(。)自慢じゃないが(、)腕は一流だ(、)は私は造園技師(、)自慢じゃないが腕は一流だ(。)
この階級社会腕に職を付けて働いた方が遙かに良いと(、)
この世界に飛び込み早20年今じゃ町の金持ちや貴族からも仕事が舞い込む様になった。は
この階級社会(、)腕に職を付けて働いた方が遙かに良いと
この世界に飛び込み早20年(、)今じゃ町の金持ちや貴族からも仕事が舞い込む様になった。
私には息子がいて今年20(歳)だが私と同じように職人に(な)って(もら)いたかったのに(、)
よりによって職人は職人でも職業軍人に(な)っちまった(、)
軍人になると聞いた(とき)はガッカリしたね(、)期待していたんだよ親子で庭を造る(こと)を。は
私には息子がいて今年20(才)だが私と同じように職人に(成)って(貰)いたかったのに
よりによって職人は職人でも職業軍人に(成)っちまった(。)
軍人になると聞いた(時)はガッカリしたね(。)期待していたんだよ親子で庭を造る(事)を。
そうこうしている(うち)に(、)新しい家族が増えたんだ。
別に子供が生まれた訳じゃない親戚の子供が1人になったから引き取ったんだ(、)
エヴァンゼリンて言って可愛い12(歳)の少女だった(、)は
そうこうしている(内)に新しい家族が増えたんだ。
別に子供が生まれた訳じゃない(。)親戚の子供が1人になったから引き取ったんだ(。)
エヴァンゼリンて言って可愛い12(才)の少女だった(。)
私も妻も娘が欲しかったから(、)愛情を込めて接したんだ(、)
エヴァンゼリンも私(たち)夫婦に大変(な)れてくれて(、)
実娘と思えるんだよ。は
私も妻も娘が欲しかったから愛情を込めて接したんだ(。)
エヴァンゼリンも私(達)夫婦に大変(、馴)れてくれて
実娘と思えるんだよ。
息子のウォルフが初めてエヴァンゼリンと会った(とき)絶句していたが(、)
私から見れば(あれ)は恋したなと(おもった)ものだ。
少しずつ(近づいていく)2人を見て(ほほえましく)も焦れったく思えたものだ。は
息子のウォルフが初めてエヴァンゼリンと会った(時、)絶句していたが
私から見れば(アレ)は恋したなと(思った)ものだ。
少しずつ(近付いて行く)2人を見て(微笑ましく)も焦れったく思えたものだ。
その平穏な日が(いきなりの)地上車の音で(かき)消されつつあるとは(、)
私もグリューネワルト伯爵夫人の話は知っている(、)は
その平穏な日が(行き成り、)地上車の音で(掻き)消されつつあるとは(。)
私もグリューネワルト伯爵夫人の話は知っている(。)
何人もの(けが)人を は何人もの怪我人を
余りに目に負えない状態で心配した連中が(、)
(新たな)寵姫を(見つけよう)としていると聞いていたが(、)は
余りに目に負えない状態で心配した連中が
(新しい)寵姫を(見付け様)としていると聞いていたが(。)
青い顔をする妻と娘と息子そして俺もきっと顔は青いだろう(、)は
青い顔をする妻と娘と息子(、)そして俺もきっと顔は青いだろう(。)
何とか出来ないのか(、)息子が思い詰めた表情をする
亡命か(、)しかし寵姫を断り亡命など中々出来る(はず)がない。
皇帝陛下の横っ面を張り倒して逃げるようなものだ(、)は
何とか出来ないのか(。)息子が思い詰めた表情をする(。)
亡命か(。)しかし寵姫を断り亡命など中々(、)出来る(筈)がない。
皇帝陛下の横っ面を張り倒して逃げるようなものだ(。)
恐らく息子は4人で逃げる事を考えているんだろう(、)
しかし無理だ俺は息子に『ウォルフ2人で行くんだ』と言い、は
恐らく息子は4人で逃げる事を考えているんだろう(。)
しかし無理だ(。)俺は息子に『ウォルフ(、)2人で行くんだ』と言い、
妻を見ると妻も頷いていた(、)済まんなお前と共に死ねる事だけが最後の幸せだ。
息子よ娘よ新天地で幸せに(なってくれ)。は
妻を見ると妻も頷いていた(。)済まんな(、)お前と共に死ねる事だけが最後の幸せだ。
息子よ(、)娘よ(。)新天地で幸せに(成って)。
そうしている(うち)に(、)玄関のベルが鳴り響いた。は そうしている(内)に玄関のベルが鳴り響いた。
家には2人子供がいる(、)長男のウォルフガング(、)長女のエヴァンゼリン。
エヴァンゼリンは養女だけど実の娘と変わらない(ぐらい)私も夫も可愛くて仕方がない。
ウォルフは士官学校生徒で(勉学に励んで)いる。は
家には2人(の)子供がいる(。)長男のウォルフガング(と)長女のエヴァンゼリン。
エヴァンゼリンは養女だけど実の娘と変わらない(位、)私も夫も可愛くて仕方がない。
ウォルフは士官学校(の)生徒で(勉強を頑張って)いる。
息子と娘はお互いに惹かれ(逢)ってる(ん)ですが、
あの子達不器用だから(ちっとも)進展しないと夫が覗き見しながらぼやいてました。
この日も新年休みで帰省した息子だらしなさを(、)は
息子と娘はお互いに惹かれ(合)って(い)る(の)ですが、
あの子達(は)不器用だから(少しも)進展しないと夫が覗き見しながら(、)ぼやいてました。
この日も新年休みで帰省した息子(の、)だらしなさを
呆れながら娘と朝食の準備をしていると(、)
自宅前で何かが起こりつつある様な気配で(、)
娘と共にリビングへ向かうと其処には真っ青な顔をした(、)は
呆れながら娘と朝食の準備をしていると
自宅前で何かが起こりつつある様な気配で
娘と共にリビングへ向かうと其処には真っ青な顔をした
夫と息子が居たのです(、)二人の視線の先には(、)
高級な地上車があり其処から立派な身(なり)の男性が降りて(く)る(ところ)でした。
私は此と同じ話を(以前)聞いた事を思い出しました。は
夫と息子が居たのです(。)二人の視線の先には
高級な地上車があり其処から立派な身(形)の男性が降りて(来)る(所)でした。
私は此(れ)と同じ話を(前に)聞いた事を思い出しました。
皇帝陛下の寵姫グリューネワルト伯爵夫人が見初められた(とき)もこのような状態だったと(、)
まさか娘がそんな目に遭うなんて(、)
私は目の前真っ暗になり娘の腕をきつく握り(し)めました。は
皇帝陛下の寵姫(の)グリューネワルト伯爵夫人が見初められた(時)もこのような状態だったと(。)
まさか娘がそんな目に遭うなんて(。)
私は目の前(が)真っ暗になり(、)娘の腕をきつく握り(締)めました。
娘も事態を察したのか段々と泣き顔に(なっていき、)
私の手をぐっと握り(し)めて来ました(。)
息子を見ると真剣な表情をして私(たち)を見て(き)ます(、)は
娘も事態を察したのか段々と泣き顔に(成って行き、)
私の手をぐっと握り(締)めて来ました(。)
息子を見ると真剣な表情をして私(達)を見て(来)ます(。)
夫が私を見ながら息子に『ウォルフ2人で行くんだ』と(言い)
私に済まなそうな目をして来ました。
何年一緒に(い)ると思ってる(ん)ですか(、)は
夫が私を見ながら息子に『ウォルフ(、)2人で行くんだ』と(言って)
私に済まなそうな目をして来ました。
何年(、)一緒に(居)ると思ってる(の)ですか(。)
貴方の考えている事(なんか)お見通しですよ(、)
2人が逃げられるなら喜んで死の花道をくぐりましょう貴方。は
貴方の考えている事(は)お見通しですよ(。)
2人が逃げられるなら喜んで死の花道をくぐりましょう(、)貴方。
そうしている(うち)に(、)玄関のベルが鳴り響いのです。は そうしている(内)に玄関のベルが鳴り響いのです。
投稿者:
三田太兵衛
[2012年 09月 28日 (日) 08時 21分 23秒]
誤字ご指摘ありがとうございました。
早いうちに修正致します。
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