「冥王来訪」の感想


 
コメント
日本のクリエイターは慈善活動のためにお金を稼ぐスポーツ漫画やバンド漫画を書いたことがありません?(僕はパートリッジ・ファミリーのあらすじを少し見るのですから。) 
作者からの返信
作者からの返信
 
 戦後すぐのころの貸本時代の漫画家だったら、食うために何でも書いたりはしましたが、今の漫画家はどうでしょうね?
 水木しげるが若い頃、政治的な漫画を描いたり、横山光輝が文革を礼賛するマンガを描いたことはありました。
2人とも手塚治虫や石ノ森章太郎ほど左翼職は強い漫画家では御座いませんでしたが、生活のためにそういう事はしたようです。

 今は副業の片手間に書く作家がほとんどですから、専業でない限り、自分の思考に合わない作品は書かんでしょう。
昔はそれこそ、一般紙で食えない作家がエロ劇画やレディコミの作家になることはありました。
 今は絵柄がある程度奇麗じゃないと受け付けない時代ですからね……
そういう事やる人の方が少ないんじゃないでしょうか。

>日本のクリエイターは慈善活動のためにお金を稼ぐスポーツ漫画やバンド漫画を書いたことがありません?
 日本文化の中に募金活動というのが出てきたのは大正時代以降ですからね。
慈善活動のためのスポーツというのが、感覚としてなじみがないでしょう。
そういう作品よりも直に金のためにスポーツをするとか、バンド活動をするという現世利益的な作品の方が好まれるでしょう。
どうも日本人は慈善活動という言葉があまり受け付けない面がありますからね……
それに漫画は現実に出来ないことを書いてなんぼなので、欲望を前面に出した作品の方が楽しいでしょう。