「非日常なスクールライフ〜ようこそ魔術部へ〜」の感想

緋色の空
緋色の空
 
コメント
急に寒くするのやめてほしいんだよな、と震えつつこんにちは。
暑さよりはマシだけど寒さにもそこそこ弱い緋色の空です。着込めばいいだけ寒いほうがまだ耐えられる。

やったー!【花鳥風月】さんだ!これは戦力的にも「頼れる先輩がいるぞ」って安心感的にもありがたいですね!
そして早々に鏡男と遭遇した訳ですが…………なんというか、ちょっと暁君っぽさを感じる方ですね。私の好みとかそういう話ではなく、力に対して技術がまだ追いついてないところ。出来ることの規模は割と大きめで派手なんだけど、じゃあそれを上手いこと使いこなせてるかっていうと……みたいな感じというか。持て余してる、とも違うんでしょうけど……。
そもそも四人が二人組で行動し始めるまで手を出さなかった辺り、あんまり強くはなさそうですかね……?相手はまだこちらに対して知らないことのほうが多い、この場は自分の領土でどう考えても自分が有利、その上相手はまだ学生(うち二人は義務教育課程の子供)という、情報面でもパワー面でもまあまあ勝てそうなのに四人まとめて片付けに来ないのは、ある程度自分の力不足経験不足を理解しているのか、或いは一度スサノオと対峙して尚生き延びている彼等彼女等を警戒してのことなのか。釣り合わない魔術そのもののパワーとそれを使う魔術師の技術面のことといい、謎が深まりますね……。

優菜ちゃんに関して触れる前に。
黒フード野郎こっちにもいるな……?終夜さん緋翼ちゃんコンビと戦ってから謎空間に戻ってきて人質(仮)達を鏡送りにしているってことだとしたら、一人何役どころではない忙しさですね……?一人で戦闘も鏡送りもしなきゃいけないんだとしたら大変そう。
でもそう考えると、何で鏡男は二人を鏡に吸い込まなかったんでしょう。それこそ不意打ちみたく吸い込んでしまえば技術不足を露呈させることもなく、対抗してくる魔術師を一人でも減らせてやりやすくなったでしょうに。まあそうなったらなったで謎空間で暴れそうではありますけど、同じ場にいる一般人を盾に大人しくさせることも出来そうなのにな……スサノオが人命大切にしてくれる気がしないし……(偏見)。
何らかの理由があって「出来ない」のか、何らかの理由があって「しない」のか……考えれば考えるだけ不思議なので、とりあえず一旦考えるのやめておきます。公式を待とう。


優゛菜゛ち゛ゃ゛ん゛(泣き喚く絵文字)。
前々からいろいろ気にしちゃう子だなあ、そんなに気にしなくてもいいのになあと散々感想に書き散らしてきましたが、今回そういう感情の極みみたいなものを突き付けられて泣きました。
つらい。優菜ちゃんの優しさがつらい。優しいのに自分に優しく出来ないところがとてもつらい。優菜ちゃんに関する「なんで」「どうして」のほとんどを「だって優菜ちゃんは優しい子だから」である程度の答えと出来てしまうことがつらくて苦しくなりますね。だって優菜ちゃんだって魔術だの何だのとは無関係じゃないですか……いろいろあって知ってはいるけど、彼女自身は戦う力も持っていない子じゃないですか…………なのにどうして……。

────とめそめそしていた私をも救うヒーローが!来ましたね!
大地君……大地君だ…………!あまりにも格好良すぎる、あまりにも最高すぎる、そして愛が強すぎる……!このゆるっゆるの表情を取り繕う余裕もなく床を転がり回りたくなるような衝動を上手く表せない語彙力の限界が憎いです。
戦う力はない、魔術のまの字も解らない、自分だってこの状況にきっと恐怖があるでしょうに「好きな子を助けたい」気持ち一つで飛び込んでくるのは満場一致でヒーローなんですよ。その上「なんで(助けに来てくれたの)」に対する答えが「君のことが好きだから」なのめちゃくちゃ格好いい……同じ気持ちが返ってこなくても、見ている先に違う誰かがいても、一生報われないと神様に断言されるようなことがあったとしても、大地君の「優菜ちゃんのことが好き」って気持ちは本物で、理由に足るものだから、その本物の気持ち一つで頑張れるんだろうな…………好きだ……。
正直に言うと、台詞だけ見た時「晴登君が来てくれたんだな」って思ったんですよ。いつだってピンチに駆けつけるのは彼で、優菜ちゃんのヒーローは彼だったから。でも、上手く言い表せないんですけど、もしそうだったら駄目だっただろうなって漠然と思うんですよね。何が駄目なのかって言われると言葉が出てこないんですけども。
突然癖(ヘキ)の話をするんですが、私「「その人を愛している」という気持ち一つで日々を走り抜けられるような人(愛の種類は恋愛でも親愛でも敬愛でも何でもいい)」がたまらなく好きでして、つまり大地君も癖です。愛っていいよね……。

ところで。
つい数行前に「公式を待とう」なんて言いましたが、気になったので一つ。
これ「優菜ちゃんが入れられそうだった鏡(描写的に優菜ちゃんを送り出す先も指定済みの状態っぽい)」から大地君が飛び出してきたってことは、少なくとも優菜ちゃんが送り込まれる予定だったであろう先は大地君が今現在行ける範囲内のどこかに絞れるということ…………?となると自動的に学内のどこかになる訳ですが、ううむ。


さて。
最高に格好いいヒーローの登場に心が沸き立っていますが、まだ敵については謎も多い状況。気を緩めずに見守ろうと思います。

ではでは。 
作者からの返信
作者からの返信
 
1週間で30°Cから20°Cぐらいに下がったような気がします。令和ちゃんの気温管理は相変わらず下手すぎますね。波羅月です。冬は好きです。

まずはいきなりの【花鳥風月】の登場。星野先輩と櫻井先輩は日城中出身なのでともかく、他の二人も来ていることでしょう。……あれ、いなくね? どこ行ったんでしょうか?

そしてさらにいきなりの鏡男との接敵。色々と不可解な点が目立ちますが、もちろん理由はあります。
というか、鏡送りとかの方もだいぶ設定を難しく作り込んでしまって、泡吹きながら執筆する上でなんとか理由付けをしていた訳なんですけども、たぶん矛盾なく繋がる……はず……。なので読者視点の考察は非常に助かります。今のところは想定通りの混乱ですね笑。

最後に優菜ちゃんについてですね。もうヒロインは彼女でいいんじゃないかってぐらいヒロインしてますけど、まぁ準ヒロイン枠ではありますからね。これくらいの優遇はいいですよね。
そして準ヒーロー枠の大地。今までは陰に隠れていましたが、今こそその力を解き放つのだ! ……あ、急に魔術が使えるようになるとかじゃないですよ? ないです、よね……? まぁ身体能力が高いので魔術なしでも魔術師と渡り合えるとは思います。

愛のために行動するの良いですよね。僕はとりわけ恋愛重視なので、今回の大地は相手が優菜だからこそ助けに来れたのだと思ってます。未知の敵、未知の力に立ち向かう勇気をくれるのが愛という訳です。

ではどうやって大地は優菜の元にたどり着けたのか。それは次回で触れていきたいと思います。そこで疑念もいくつか晴れたら幸いです。
今回も感想ありがとうございました! 次回もお楽しみに! では!



※ラストの台詞が晴登っぽかったのは意図してなかったので、大地っぽい台詞に変えました。