「SAO─戦士達の物語」の感想
随意飛行も出来なくて弱いあのレコンが、おかっぱからショートヘアになっている、ウォールラン、ましてはスペルブラストを使えるのはあまりいい印象を受けませんでした。
レコンはぞんざいな扱いをされたり、散々な目にあってドンマイというと思うところが好きなので非常に残念です。
それよりだったら他のオリキャラを作った方がよかったと思います。
レコンがウォールランやスペルブラストをやろうとしたら自滅するしか思い浮かべられませんし。
作者からの返信
2016年 05月 16日 08時 38分
2016年 05月 16日 08時 38分
あぁ、レコン君についてですね。確かに、この作品内におけるレコン君は正直なところ、明らかに群を抜いて成長している、あるいは、「し過ぎている」というのはあるな。とは自分でも自覚のあるところであります。
それがもしかしたら一部の方々、とりわけ、原作におけるレコン、というキャラクターを肯定的に受け入れて居る方々にとってはやや違和感の強い、あるいは少々不快に感じてしまうキャラクターになってしまうかもしれないということは……作者個人としては理解しているつもりです。
誤解しないでいただきたいのですが、鳩麦は原作のちょっとダメなレコンが、決して嫌いなわけではありません。ただ、それでも私は場末に居一人の二次創作者として、原作に登場したレコン、というキャラクターをこの改変した路線で推し進めたいなと思っております。
原作におけるレコン君の役割は、良く言えばALO編に置けるギャグ要因、言い方を変えれば、所謂道化役と呼ばれる役回りになります。どこかずれていて、報われにくく情けない、そんな姿で踊ってくれることで、場の雰囲気をなごませてくれる、それが彼の役回りでした。
しかし、彼の役割はALO編が終わってしまうと、それを機にきっかりと終わってしまいます。何故ならGGO編ではギャグ要因はキリ子に置き換わりますし、それ以降もクライン、キリト自身と言った、軽い逆テイストを織り交ぜてくれるキャラクター達が、それの役どころを担い続けてくれるからです。
ですが僕は、個人的に、このレコンというキャラクターをここで舞台から完全に卸してしまうのは少しもったいないなと感じました。特に、彼がALO編終盤で見せてくれた土壇場での捨て身のど根性。
以前MMOプレイヤーであったため自分にもある程度理解が及ぶのですが、膨大な時間をかけてキャラの経験値を少しずつ貯めて行くMMORPGで、十分に育ったキャラクターに過剰なデスペナルティをかけるというのは想像以上に精神的な忌避間が伴います。
その上で、リーファとキリトの為に、ろくに事情も分からないまま手を貸してくれた彼の性根を、もう少し伸ばしてやってもいいのではないか？いや、いっそ単なる勇気あるネームドMobで終わらせるのではなく、もっと強く、カッコいい立ち位置を与えられて報われてもいいのではないか？
そう思い始めたことが、ボクがレコンというキャラクターを過剰に受け取られてしまうほど強化した最初の理由です。
結局何が言いたいかと言いますと……あの立ち位置のキャラクターを、ただのオリキャラで生み出すのではダメなのです、今のレコンは、そこに原作から続く思い入れがあってこそこの作品内で存在できる、そんなキャラクターなので……原作のドンマイなレコンに対する思い入れが変な方向に進化した結果だと、受け止めていただければ幸いです。
申し訳ありませんが、こればかりは、作者の個人的な好みの押しつけの延長の域を出ません。
願わくば、原作のレコン君とは違う彼を、少しでも好きになっていただければ幸いです。
ではっ！
2016年 05月 14日 18時 49分